大崎市長 伊藤康志

待望の花渕山バイパス開通

27年の長きにわたる地元の切実なる悲願、待望の国道108号花渕山バイパスが、いよいよ11月15日に開通します。

国道108号は石巻市と秋田県由利本荘市を結ぶ全長189キロメートルの県管理の国道、東西交通の主軸です。

鳴子ダム東側を通る現道は狭隘(きょうあい)で、急カーブや急勾配など危険箇所が多く、スクールバスの横転事故が起きるなど、交通事故が頻繁に発生している区間であり、特に冬期間は難所中の難所でありました。

このことから、昭和63年度から宮城県がダムの西側を通る代替道路として事業に着手しましたが、平成15年の三陸南地震でトンネル内に地滑りの兆候が見つかり、工事を中断、休止しておりました。そこに平成19年2月、現道で土砂崩れが発生し、鬼首地区が2日間孤立状態となり、1カ月半もの間、通行止めとなりました。地域の方々からは、危険な状況を放置していたことへの「山の神の怒りだ!」と、悲痛な叫びが寄せられました。

事ここに至っては国の力を借りようと、県知事と合議を行い、地元の皆さんと国土交通省に懇請(こんせい)をいたしました。国の格別の英断で平成20年度から国の事業として工事が再開し、スピード感のある工事で10本の橋と5本のトンネルをつなぐ6.4キロメートルのバイパスが完成しました。私も思いを込めてトンネルの銘板に揮毫(きごう)しました。ただただ、感動、感激、感謝です!

花渕山バイパス開通を契機に、この道を安全・安心な道、命をつなぐ道、交流促進の道、地方創生への道、未来をひらく道として新たな使命、可能性にチャレンジしてまいります。