大崎市長 伊藤康志

2期目の市政を担うにあたって

去る4月18日に執行されました大崎市長選挙におきまして、合併市現職逆風の中で多くの市民の皆さまのご支援・ご支持をいただき再選を果たすことができました。身に余る光栄であり、あらためて責任の重大さを痛感しております。心から感謝申し上げますとともに、一層のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

1期目の4年間は、市民の皆さまとともに新生大崎市を耕し、種をまき、発展の基盤づくりに全力で取り組んでまいりました。今回の選挙を通じて一体感の醸成、合併協定と新市建設計画の着実な推進、「2兎を追って2兎を得る」大崎市流の改革・まちづくりを目指した、行政改革と「宝の都(くに)・大崎」の基盤づくりに確かな成果と可能性を共有することができました。

また、市政の課題についても語り合うことができました。特に大きな関心・争点になりました「病院建設問題」「景気雇用対策」「合併市の行政と地域統治のあり方」につきましては、市民の皆さまの期待と思いをしっかりと受け止め、確実に加速・ステップアップさせ、実現に向けて全身全霊を持って取り組んでまいる決意を新たにしました。
そのためにも、新たな4年へのチャレンジに掲げた

  1. おおさき20万都市、産業維新の前進
  2. 日本一の自治体病院建設と分院・診療所の充実を図り、医療先進地を目指すとともに、病院跡地の有効利用と中心市街地のにぎわい復活
  3. 子育て日本一を目指し、待機児童ゼロへの取り組み24時間保育・育児休業制度の拡充
  4. 日本一健康なまちを目指し、母子健康診査、がん検診の充実と生き生き健康プラン、生涯スポーツの推進
  5. 「学びのまちおおさき」を目指し、図書館建設と生涯学習の推進
  6. 「ものづくりおおさき」「食の宝庫おおさき」「いで湯王国おおさき」「観光立市おおさき」「渡り鳥の楽園おおさき」「環境先進市おおさき」を連携・融合し、新産業、新商品、雇用の創出と大崎ブランドの確立
  7. 大崎市流「市民自治」改革を推進するため自治基本条例の制定、市民自治ビジョンの策定、大崎版市民参加型事業仕分け、市民提案型協働事業の創造 に全力・前進で取り組んでまいります。

これらの事業を推進するための第一弾として、5月1日付けで人事異動と組織機構の改編を行いました。さらには、第2次集中改革プランの策定にも着手しております。

さて今、私たちの地域はこれまで体験したことのない厳しい現状と変革のときを迎えております。高齢化社会をどう支えていくか、少子化にどう歯止めをかけるか、景気や雇用をどう立て直すか、地球規模の課題である環境問題や食の問題に地域としてどう取り組むか、内外の平和と安全をどう確保するか、未曾有の財政危機にどう対応するか、地域主権・地域統治をどう実現するかなど、課題は山積みとなっております。

しかし、幸いなことに大崎市には豊かな自然資源をはじめ、温泉などの観光資源、技にたけ知恵に満ちた人材、農業・畜産試験場等の高次研究機関、新幹線や高速道路等優れた交通基盤、農業や商業などの産業資源、都市や農村といった多様な居住空間、個性豊かな歴史文化など、全国に誇れる豊富な地域資源があります。まさに「宝の都(くに)・大崎」であります。

この4年間、市民の皆さまと宝探し、宝磨き、宝発信を推進した結果、宝の都(くに)の一級品の芽が出てまいりました。向こう4年間は宝の都(くに)の大輪の花を咲かせるために、渾身の努力を傾注してまいります。

「宝の都(くに)・大崎」を予見させるような朗報がありました。幸せを運んでくれる吉兆とされるコウノトリが本市に飛来し、居着いております。足輪から兵庫県豊岡市で放鳥されたコウノトリであることが確認されました。600キロメートル離れた大崎市田尻の蕪栗沼に飛来してくれたのであります。私に豊岡市の中貝市長からも友好の証、交流を密にとメールが届きました。蕪栗沼には昨春、佐渡から渡ったと見られるトキが飛来し、今年2月から4月初旬までタンチョウヅルが飛来しました。そして、今回のコウノトリと、特別天然記念物が次々と来鳥してくれたことは、本市の自然環境の優位性が立証された証でもあります。

今年は国連が定める「国際生物多様性年」です。10月には、名古屋市で第10回生物多様性条約締約国会議が開催されます。本市の存在、宝、魅力を全国、そして世界に発信するチャンスでもあります。

「宝の都(くに)・大崎」のたぐいまれな資源、優位性、発展性を広域的に連携、融合し、未来に誇れる大崎モデルを実現するために果敢に挑戦してまいりましょう。