大崎市長 伊藤康志

 マガンの里を全国発信!

8月5日・6日、琵琶湖湖畔の滋賀県高島町でラムサール条約登録湿地関係市町村長会議が開催されました。

また、9日には東京大学弥生講堂を会場にして、マガンの里・大崎、トキの郷・佐渡、コウノトリの郷・豊岡の三市共催による「世界一田(た)めになる学校」が開催されました。

両イベントで私は「渡り鳥に選ばれたまち・大崎」の取り組み事例を紹介してまいりました。

今年は国連の生物多様性年、大崎市が全国・世界から注目されています。

大崎市には国際的な環境条約といわれる「ラムサール条約」に登録されている湿地が「蕪栗沼・周辺水田」「化女沼」の2カ所もあります。「伊豆沼・内沼」と合わせると10キロ圏内に三つの条約湿地があり、日本に飛来するマガンの約8割が越冬しています。

かつて日本全国で見られた雁は、湿地の激減により、今や越冬できる湿地は10カ所程度しかありません。

そのために、豊富な周辺水田を持つ当地方の湿地に水鳥や渡り鳥が集中してきました。田んぼには「農地」と「湿地」の二面性機能があり、5,668種の生物種が生息して生態系を維持しています。

2年前、韓国昌原市で開催されたラムサール条約締約国会議において、大崎発水田決議「湿地システムとしての水田の生物多様性の向上」が採択されました。実践活動「ふゆみずたんぼ」は、本市から発信する新たな湿地機能の復元、ルネッサンス運動です。

10月に名古屋で開催される生物多様性条約第10回締約国会議で、大崎市の取り組みを全国、世界に広げてまいります。