大崎市長 伊藤康志

新年のあいさつ 宝の都(くに)・大崎 笑顔あふれる 未来へ向けて

あけましておめでとうございます。

皆様には、ご家族おそろいで、希望に満ちた新春を健やかにお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。

昨年は、大崎市誕生から10周年を迎えた節目の年であり「NHKのど自慢」、「大相撲大崎場所」、そして「開運なんでも鑑定団」など、さまざまな記念事業を市民皆様と共に企画・実施してきました。

また、市の花「ひまわり」、市の木「桜」、市の鳥「マガン」を選定するとともに、歌詞を公募し、おおさき宝大使であるさとう宗幸氏に作曲いただいた「市民歌」も制定しました。

早いもので、東日本大震災から、間もなく6年の月日が経過しようとしています。県内内陸部最大の被害を受けたわたしたちにとって、平成23年3月11日は、決して忘れることができません。

本市では、いち早く「大崎市震災復興計画」を策定し、復旧期から再生期へと歩みを進め、本年は『発展期』の最終年度として、社会基盤・都市機能などをさらに充実させ、持続的に発展していく期間と位置づけています。

近年、人口減少問題や地方の衰退が大きくクローズアップされていますが、本市では「おおさき地方創生総合戦略」を策定し、人口減少に歯止めをかける施策をはじめ、交流人口の増加・地域活性化策などを推進していきます。

さらに、このような社会情勢や新たな行政課題に対し、柔軟かつ的確に対応するため「第二次大崎市総合計画」を策定しスタートします。

復興と災害への備え

災害緊急情報などの伝達手段として有効な「デジタル防災行政無線」は、本年4月から市内全域で本格運用します。

防災拠点施設整備と地震被害を受けた商店街の再活性化を図るため策定した「中心市街地復興まちづくり計画」に基づき、広域防災・活動拠点整備として、大崎広域消防本部・古川消防署建設事業を地元の皆様の理解を得ながら、平成30年度完成を目途に進めていきます。

また、一昨年の「関東・東北豪雨災害」をはじめ、頻発する自然災害に対する防災対策や、河川を含めた雨水対策も万全を期して取り組んでいきます。

協働のまちづくり

話し合う協働のまちづくり条例に基づき、市民、地域、ボランティア、NPOなどの団体の皆さんと話し合い、協働のまちづくりを進めていきます。

また、地域自治組織をはじめとした各種団体の運営を支援し、次の世代を育成していくための地域自治組織戦略体制整備モデル事業を推進していきます。

さらには、市が委嘱する審議会などの女性委員の割合を高め、男女共同参画のまちづくりを進めていきます。

都市機能の充実

新図書館建設事業につきましては、周辺道路を一体的に整備し、本年7月のオープンを目指します。

市役所周辺地区整備は、周辺道路の整備と合わせ、平成28年度中の土地区画整理事業の事業認可取得に向けて、調整を図っていきます。

緒絶川周辺地区は、県の道路拡幅事業と歩調を合わせ、風情ある地区の形成を目指し、景観を重視した施設整備を進めます。

七日町再開発事業は、平成29年度内の都市計画決定を目指し、推進協議会と連携しながら、にぎわい拠点形成に向けて支援を行っていきます。

利便性向上に向けたインフラ整備

一般国道347号は、これまで冬季間の閉鎖を余儀なくされていましたが、昨年12月から通年通行が可能となりました。この国道347号は、本県と山形県をつなぐ横軸の一つであり、経済、観光など多様な面での交流や連携が一層促進され、両県のさらなる発展に期待しています。

さらには、ネットワークと地方創生に必要不可欠な、インフラ整備をこれからも促進していきます。

また、鹿島台駅周辺地区整備事業は、鹿島台駅西口広場が昨年10月に完成したことで、新駅舎、東西自由通路、東西の駅前広場など、駅周辺整備が完成となり、鹿島台駅新駅舎としてグランドオープンとなりました。引き続き、市道鹿島台駅東・東西線の整備を進めます。

未来へつなぐライフライン

本市では、水道水の安定供給を将来に渡り持続させていくため、自己水源を持つ浄水場や配水場の耐震化と改修事業を進めてきましたが、昨年末に完成した鳴子温泉地域の青山浄水場をもって、主要な拠点施設の整備は一段落しました。

今後は、高度経済成長期に整備された水道本管などの老朽化が進行していることから、これらの更新を計画的に進めていきます。

そのため、こうした投資に対する計画とその財源計画など、経営の基本計画である経営戦略の策定に取り組んでいきます。

居住環境に配慮したまちづくり

快適な居住環境の確保のため、鳴子温泉上鳴子住宅と鹿島台鈴掛住宅などの建て替え工事に着手します。

また、増加している空き家・空き建築物対策として「宮城おおさき移住支援センター」での利活用策も含めた総合的な取り組みを進めていきます。

活力あふれる産業振興

世界農業遺産の認定に向けて、昨年9月、農林水産省に申請書を提出し、11月に大崎地域を含む10地域が一次審査を通過しました。

今後は、現地調査、二次審査が行われることとなり、早ければ3月中に、世界農業遺産への申請を行う地域が決定・公表されます。

「大崎耕土」の農業や文化、自然を一層誇り高いものとして、関係自治体や関係団体と一体となって取り組んでいきます。

平成27年秋にデビューしたササニシキ直系ブランド米「ささ結」が、3年目を迎えます。県内の米では最高値(さいたかね)を維持しており、大崎の米全体をけん引できるよう、さらにブランド価値を高め、大崎の米の消費拡大に努めていきます。

本年9月には、和牛のオリンピックと呼ばれる「全国和牛能力共進会」が宮城県で開催されます。この共進会で、管内の和牛が優秀な成績を収めることで、市場価値が全国的に高まることから、大崎産「仙台牛」のブランドを全国に発信していきます。

企業誘致による経済の活性化と雇用機会の創出を図るため、北原工業団地に続く新たな工業団地の開発を行っていきます。

今年は、陸羽東線全線開通から100年の記念すべき年でもあります。また、JR東日本のリゾート列車「トランスイート四季島」が鳴子温泉地域を訪れます。本市の魅力・知名度向上の好機と捉え、四季島を利用されるお客様にも満足いただけるよう、受入環境を整備していくとともに、市民と行政が一丸となってさらなる観光振興に努めていきます。

本市を取り巻く産業環境における情勢の変化や、一億総活躍社会の実現に対応するため、今後の産業振興の指針となる「第二次大崎市産業振興計画」を策定し、関係機関と連携を図りながら、産業振興施策を推進していきます。

インターハイの開催に向けて

おおさき宝大使に横綱白鵬関、さらには『日本三大草相撲』の聖地としても知られ、相撲文化と強くつながりのある本市において「平成29年度全国高等学校総合体育大会相撲競技大会」が、本年8月、鳴子スポーツセンターを会場に開催されます。

高校生スポーツ最大の祭典インターハイには、選手のほか、監督、関係者を含めると、全国から1000人を超える皆様が集結します。

本市としても魅力ある『おもてなし』で歓迎する準備を進めており、この大会の感動や喜びを選手・関係者だけでなく、市民皆様とともに分かち合えるよう大いに期待しているところです。


今年の干支は『酉(とり)』で、酉のつく年は商売繁盛に繋がると考えられています。

「とり」は『とりこむ』につながり、運気もお客様も取り込む、縁起の良い干支という意味付けがあるようです。

酉年は、復興の道を歩むわたしたちにとって大変心強い年であり、市民皆様におかれましても、本年がより良い年でありますよう心から祈念申し上げ、新年のあいさつとします。