大崎市長 伊藤康志

音楽が聞こえる都市(まち)づくり

東日本大震災から一年を迎えた3月11日に「3・11おおさき震災復興フォーラム」を開催しました。

「東日本大震災に学ぶ…あの日を忘れない!復興に向けた地域の役割、行政の役割」をテーマに地域代表者によるパネルディスカッション、古川北中学校1、2年生164人による「心ひとつに~夢と希望と決意をもって~」の合唱、東北を代表するジャズバンド「安田智彦ビッグバンド」による復興支援コンサートが行われました。

大崎市では、昨年11月に発表した震災復興計画の柱の一つに「音楽が聞こえる都市(まち)づくり」の推進を掲げています。音楽は私たちに心の安らぎと元気を与え、絆を強め、明日への勇気と希望を与えてくれます。未曾有の災害から復興へと導く音楽の力、効能に期待しました。

歴史を顧みますと、日本中が焦土と化した先の大戦から奇跡の復興を果たしたときも音楽が大きな役割を担いました。進駐軍とともに日本に入ってきたジャズは、若者を躍動させました。大崎市松山が生んだ昭和の大御所歌手フランク永井さんも、当初はジャズ歌手としてデビューしています。

敗戦に打ちひしがれた当時の日本人に元気を与えた並木路子さんが歌った「リンゴの唄」。その歌の作曲家万城目正先生の先祖が伊達藩の家臣で、先生のお墓が仙台の龍雲院にあり、宮城県は「リンゴの唄発祥の地」とも言われています。

市内には多くの音楽グループが活動しています。本市は毎月11日を「歌の日」として歌声のある都市づくりを進めることにしました。元気を醸し出す復興につなげる音楽、みんなで育んでいきませんか。