大崎市長 伊藤康志

ホタルの里大崎

「♪ほうほうほたるこいこっちのみずは あまいぞ」古くから日本人に親しまれている童謡「ほたるこい」です。また、卒業式でよく歌われている唱歌「蛍の光」などのように、ホタルに関する歌は、日本最古の歌集万葉集の時代から、福山雅治さんの「蛍」にいたる現代まで、俳句や短歌としても数多く詠まれ歌われてまいりました。昔から私たち日本人は、ホタルのほのかな光を感性で捉え、心のよりどころとして見つめてきました。

全国各地に生息し、私たちの心に浸透していたホタルも、最近では見かける機会がずいぶん減ってしまいました。開発や環境の変化によりホタルの生息場所が狭められてきたのです。

昨年の大震災を契機にエコや環境問題に関心が高まってまいりました。水質に敏感で、きれいな環境にしか生息しないホタルは、「環境の結晶」ともいわれます。

大崎市では、その貴重なホタルをたくさん観賞できます。また、ホタルを守るための活動も続けられています。ゲンジボタルやヘイケボタルが生息する古川地域北宮沢地区では、小学校や地域が、学習会や観察会、ゴミ拾い、環境に配慮したホタルの里づくりをしております。

鳴子温泉地域南原地区には日本でも珍しい四種類のホタルが共生しています(ゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタル、クロマドボタル)。ホタルの誕生する水源は生命のゆりかごであるとの呼びかけから、水源地にできた岩堂沢(がんどうさわ)ダムは蛍泉湖(けいせんこ)と愛称づけられました。

今年の夏、ご家族で心静かに大崎の宝、ホタル観賞はいかがでしょうか。