大崎市長 伊藤康志

おめでとう!トキ 待望のひな誕生

7月16日から18日まで、生物多様性を育む農業国際会議が新潟県佐渡市で開催されました。

私は、「農業と生きものの共生への歩み」をテーマとし、大崎市の「渡り鳥に選ばれたおおさき」「ふゆみずたんぼ」の取り組みを情報発信し、地元テレビ局の特番「農業・農村を未来へつなぐ」にも出演する機会を得ました。

「コウノトリの野生復帰」に成功した兵庫県豊岡市と、「朱鷺と暮らす郷づくり」の佐渡市とは、3年前から東京大学を会場に世界一田めになる学校(田んぼシンポジウム)を3市で共催するなど、環境保全型農業をめざす盟友です。昨年の大震災では佐渡の市長にいち早くお見舞いに駆けつけていただきました。御礼にお伺いしなければと思っていたところに国際会議のご案内があり、願いがかなった思いで参加しました。

佐渡は、36年ぶりに野生でトキのひなが誕生し、祝福と期待につつまれていました。トキは学名「ニッポニア・ニッポン」が示すとおり、かつて国内に広く生息していましたが、乱獲や環境破壊で激減しついに絶滅。最後の生息地であった佐渡では、島をあげた野生復帰や、農薬を減らす環境保全型農業「朱鷺と暮らす郷づくり認証制度」を展開し、国際連合食糧農業機関(FAO)の「世界農業遺産」にも認定されました。

小さな産声が日本中にうれしく響き、被災地にも希望を与えてくれました。

佐渡の地において、佐渡、豊岡との自然共生トライアングルを全国へ、そして世界へ「人と自然が共生する社会づくり」を発信していく決意を一層固めました。