大崎市長 伊藤康志

イザベラ・バード回想

みなさん、イザベラ・バードという人を知っていますか。イザベラ・バードはイギリスの旅行家・紀行作家で、西洋の女性として初めて明治時代の東北地方を旅行し「日本奥地紀行」で世界に東北地方を紹介した人です。先日、山形県南陽市のハイジアパーク南陽の一角に開設されているイザベラバード記念コーナーを訪れる機会がありました。

イザベラ・バードが東北の美しさに感嘆し「実り豊かに微笑する大地」「東洋のアルカディア(理想郷)」と表現し、置賜地方の農村風景を「鋤で耕したというより鉛筆で描いたように美しい」とたたえています。

また、赤湯温泉の湯治風景に強い関心を示し「エデンの園」と、世界で日本(東北地方)ほど女性が安全に旅行できる国はないとも評しています。昨年3月11日、私たちは東日本大震災という大きな試練に見舞われました。尊い多くの命が失われ、生活の基盤が激しく揺さぶられました。しかし、そのような中にあっても日本の原風景とも言うべき美しいふるさとを愛する姿、互いに助け合う絆は不滅でした。世界に共感と称賛の輪が広がりました。

もし、イザベラ・バードが130年の時を経て、現在の大崎を訪れ豊かな自然、資源の宝庫、温かな人情に触れたらなんと表現していただけるだろうか。

震災復興を契機に誇りと愛着を持って、平成のアルカディアをめざした東北新時代へのルネサンス「真の豊かさ 連携と協働による大崎の創生」を実現してまいりましょう。