大崎市長 伊藤康志

ダム検証 新たな使命を帯びて建設へ!

先般「鳴瀬川総合開発事業・筒砂子ダム建設事業の関係地方公共団体からなる検討の場」が開催され、時代に翻弄され、足踏みしていた念願のダム建設が大きく前進しそうです。

鳴瀬川のダム建設を基軸とした本格的な改修計画は、明治43年の大洪水を契機に国の直轄改修対象65河川の中に位置づけられました。内野ダム構想も計画されましたが頓挫し、待ちきれない県は、漆沢ダムと筒砂子ダム建設を計画。漆沢ダムは昭和56年に完成しましたが、筒砂子ダムは財政悪化を理由に実質休止状態となったのです。

昭和61年八・五の大洪水を契機に、国は再び鳴瀬川総合開発事業に着手。平成19年、直轄の田川ダムと補助事業の筒砂子ダムを明示しましたが、そこに平成21年、前政権での「コンクリートから人へ」の政策転換により未着工ダムはストップし、その後大震災を挟み4回の検討を重ねてまいりました。

これまでの歴史的経緯や地域の意向を検討した結果、鳴瀬川上流に統合ダムを建設することが安全性やコスト的にも最善の案であるとの合意に至りました。

さらには、大震災を契機に突発的な災害から住民の生命や財産を守り食料自給率を高めるためにも、大崎耕土に安定したダム建設が求められ、水力発電機能も期待されることから、早期に事業着手すべきとの意見の一致が図られたのです。

紆余曲折はありましたが、大震災の教訓を生かして歴史的大事業を成し遂げてまいります。