大崎市長 伊藤康志

歴史探訪!おくのおそ道

「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり」で始まる松尾芭蕉の紀行文 「おくのほそ道」は、日本文学史上最高傑作とも言われ、広く世界に紹介されております。

324年前、芭蕉と曽良の旅は、西行をはじめとする古の歌人の足跡を訪ねる歌枕探訪と、悲運の将・源義経を追慕する旅であったと言われております。

江戸を出発して東北や北陸の名所旧跡を巡り、岐阜の大垣までの150日間、600里(2,400キロメートル)の長旅でした。旅先では詩情溢れる優れた俳句を詠んでおります。

大崎市に入ったのは、平泉からの帰路、岩出山に一泊し、小黒ヶ崎や美豆の小島を訪ね、尿前の関から出羽の国(最上)に越えており、現在その道々は、おくのほそ道として、歴史探訪の道、ウォーキングコースとして親しまれております。

歴史にはいくつかのif(もしも)がつきものです。旅に出る前の旅程(名勝備忘録)には、松島から平泉へは吉岡から奥州街道に入り、歌枕「緒絶の橋」「姉歯の松」を訪れるために古川、金成の宿を経て一関に入る経路が計画されましたが、なぜ石巻に足を踏み入れたのか?(おくのほそ道本文には道を誤って‥と)

古川緒絶橋は、芭蕉が訪れてみたかった「心の訪問地」だったかも!また鳴子温泉に浸っていたら!鳴子峡を訪ねたら!歴史に残る一句を詠んでいたかも!

8月10日は「道の日」、現代の芭蕉人になって大崎を訪ね歩いてみませんか!新たな歴史的発見や出会いがあるかもしれません!