大崎市長 伊藤康志

海を渡った政宗公の壮大な夢

9月7・8日「第五十回政宗公まつり」を祝し、ハイライトの豪華絢爛伊達武者行列に姉妹都市の愛媛県宇和島市からは「牛鬼(うしおに)」、北海道当別町からは「当別神社御輿」に援軍として参列していただきました。

その行列に今年も「支倉常長(はせくらつねなが)顕彰会」に参加いただいております。今年は政宗公の命を受け、支倉常長率いる慶長遣欧使節が10月28日、月浦(つきのうら)からヨーロッパに向け出帆した400年の記念すべき年です。しかも常長が持ち帰った「ローマ市公民権証書」など、国宝3点が6月、ユネスコの世界記憶遺産に登録され、時空を超えた壮大な夢と偉業に感動し心が躍動します。

7年の歳月を費やした常長命がけのミッションは不成功に終わりましたが、サン・ファン・バウティスタ号を建造させ、メキシコ交易をローマ法王に迫った奥州王政宗公の豪胆な実行力と知謀戦略は、400年経った今も色あせしないスケールと国際性を教え諭しているように思われます。

東日本大震災と重ね合わせ改めて認識させられたのは、遣欧使節派遣の2年前、慶長16年(1611年)今回の震災と同様の慶長三陸地震が発生。甚大な被害に見舞われ、被災した藩を立て直すため、貞山堀開削、河川改修と新田開発などと軌を一にして行われた政宗公の壮大な復興プロジェクトとして計画されたものでありましょう。

困難を乗り越え、ピンチをチャンスとし世界に目を向けた新しいクニづくりに邁進した伊達スピリッツを大いに学び、内陸の復興モデルを実現してまいります。