大崎市長 伊藤康志

笑顔あふれる大崎を目指して

去る4月13日に告示されました市長選挙におきまして、市民皆様の温かいご支援・ご支持をいただき、無投票で三選を果たし、引き続き市長として、大崎市の市政を担わせていただくことになりました。身に余る光栄であり、改めて責任の重さを痛感しております。心から感謝申し上げますとともに、市民皆様の大きな期待と信頼にこたえられるよう、今後とも全力を尽くしてまいりますので、一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。

これまでの2期8年間は、市民皆様とともに、大崎を耕し、種をまき、大輪の花を咲かせるために渾身(こんしん)の努力を傾注してまいりました。

合併協定項目については、279項目のうち268項目の調整を終え、新市建設事業については、112事業のうち99事業を完了または着手いたしました。

行財政改革の取り組みでは、およそ106億円の経費節減を達成し、現在は第三次集中改革プランに取り組んでおり、今後も不断の取り組みを進めてまいります。

また、市の蓄えである財政調整基金については、約80億円ふやすことができました。

さて、我が国では、低成長と人口減少の続く成熟期を迎える一方、グローバル化が進展し、社会的な行動、経済面や文化面などで世界の影響をますます強く受けるようになってきています。

そうした中、あの東日本大震災が発生し、あれから3年が経過しました。

本市も、内陸部最大規模の被災地となりましたが、市民皆様のご協力をいただき、復旧から内陸部の復興モデルを目指した復興まちづくりに向かって着実に歩み出しています。

これらの状況から、私は、市政運営の理念を4つ掲げています。

1安全・安心、2活力・交流、3自立・協働、4改革・挑戦であります。

理念に基づき向こう4年間のチャレンジとして、次の4つの実行計画を掲げました。

①復旧から再生・発展に挑戦するまちづくり

内陸の復興モデルを目指して、震災復興計画並びに中心市街地復興まちづくり計画を推進し、市民1人ひとりが復興を実感できるまちづくりを進めてまいります。また、災害公営住宅の整備とコミュニティ形成支援を進めてまいります。
大規模な災害の発生に備えてデジタル防災行政無線の早期整備を進め、防災・減災体制の一層の強化を図ってまいります。

②定住と交流!にぎわいのある東北の拠点都市づくり

暮らす人、訪れる人が元気なまちとして、日々の暮らしに安心が感じられるように、ソフト施策の展開やハード施策にも力を入れて進めてまいります。
高度で先進的な医療を提供する新市民病院本院が7月1日から外来診療を開始いたしますが、今後は、新病院までの循環バス運行やアクセス道路の整備を進めます。
また、新図書館等複合施設の建設を進めるとともに、鹿島台駅周辺整備事業の早期実現を図ります。
社会全体で支援する子ども・子育て支援事業計画の策定と推進、高齢者福祉と介護保険事業の推進を図ってまいります。
地の利を生かした主要道路などの整備と施設整備による都市機能の拡充を図ってまいります。

③産業維新の環境創造都市づくり

本市にある農林業やものづくり産業、観光など、現在の地域の特性を磨き上げること、あるいは地域特性を統合化し新たな産業を作り出したいと考えています。
さらには、地域の持つ資源と情報通信技術を融合化し、大崎ブランドの確立と新産業の創造を図ってまいります。

④話し合う協働のまちづくり

本年4月から話し合う協働のまちづくり条例が施行いたしました。市民皆様の声が生かせるまちづくりと住みよい暮らしの実現を進めてまいります。特に、市民皆様のまちづくりへの参加への支援や、市花・市木の制定などを進め、将来に希望を持てるような、市民満足度の向上と一体感の醸成を図ってまいります。

私たちの地域は、これまで体験したことのない厳しい現状と変革のときを迎えていますが、大崎市には、豊かな自然資源、温泉などの観光資源、技にたけ、知恵に満ちた人財、農業・畜産試験場などの高次研究機関、新幹線や高速道路などのすぐた交通基盤、農林業や商業、電気・電子や住宅関連などの産業資源、都市や農村といった多様な居住空間、個性豊かな歴史文化など、全国に誇れる豊かな地域資源があります。まさに「宝の都(くに)・大崎」であります。

 間もなく、合併10年という一つの節目を迎えることになります。たぐいまれな資源、優位性、発展性を広域的に連携、融合化し、未来に誇れる笑顔あふれる大崎モデルを実現するために、ともに果敢に挑戦してまいりましょう。