大崎市長 伊藤康志

久しぶりの中国訪問記

先般、村井知事を代表とする宮城県・吉林省友好締結30周年訪問団に加わり、わたしにとっては5度目の中国吉林省訪問・交流を行ってまいりました。

記念式典会場は、宮城・吉林友誼園日本庭園の宮城館前でした。日本庭園は、当時わたしが県議会を代表して開園セレモニーに参列した思い出深い施設であり、宮城館は岩出山地域の旧有備館をかたどって建設されたもので、感慨無量でした。

滞在中は経済交流会や観光セミナーも開催され、わたしも本市への観光誘客をプレゼンテーションいたしました。二泊三日のスケジュールでしたが、次なる30年への友好を期す意義のある訪問でした。

わたしと中国との交流は国交正常化直後から始まり、青年交流、農業研修交流、文化交流、議員交流など、40年以上30回を超える訪中の歴史を刻んでまいりました。

訪中歴の中で忘れられない思い出は、1984年(昭和59年)、空前絶後の日中青年3,000人交流に招かれ、人民大会堂で中国青年側代表の胡錦濤中華全国青年連合会主席(後の国家主席)と杯を酌み交わしたことで、その写真はわたしの宝です。行くたびに中国の広さ、深さ、多さ、パワーに驚きを覚えます。

「一衣帯水」という故事があります。45年前の日中共同声明の中で表現されて以来、日本と中国の間柄でしばしば使われる言葉で、古くからの付き合い・文化の同源・親密な関係にある隣国という意味で使われます。

今、両国関係は微妙ですが、真の一衣帯水を実現するための必要性を強く感じた訪中でした。