大崎市長 伊藤康志

世界農業遺産認証式に臨んで

わたしは、スローフード運動調査などで、何度かイタリアを訪れていますが、何かしら親近感を覚える国です。

第二次世界大戦の三国同盟。共に島国・半島で、豊かな四季。世界に誇る食文化。豊かな独自文化。支倉常長の慶長遣欧使節団ゆかりの地。そしてイタリア半島と大崎市の類似地形。そのようなイタリアへの今回の訪問は、総勢30人で世界農業遺産認証式参列という大切なミッションを担っての訪問でした。

認証式は、国際連合食糧農業機関(FAO)の本部で行われました。

FAO本部は、ローマの古代遺跡群の中心に位置し、ムッソリーニ時代に植民地省であった巨大な石造りの建物です。

その会場でわたしは、FAOのマリア・ヘレナ・セメド事務局次長から認定証を拝受し、認定の御礼と今後の抱負をプレゼンテーションしました。世界の晴れ舞台で大役を果たし、生涯忘れ得ない体験、感動、感激でした。

世界農業遺産は、世界的に重要な農業の遺産システムであり、同時に社会的、経済的、生態学的な変化に対応し、進化し続けている「生きている遺産」「未来への遺産」とも言われています。

わたしたちの「大崎耕土」は東北・北海道から初めての認定。稲作・水田地域としては世界で初めての認定となる快挙です。

認定を契機に、全国的・国際的視点も取り入れ、農産物のブランド化、観光の振興、地域への誇りと希望を持って、日本や世界のモデルとなる取り組みを行ってまいります。