大崎市長 伊藤康志

不易流行(ふえきりゅうこう)

「不易流行」とは、松尾芭蕉が「奥の細道」の旅を通じて体得した不変の理念と言われております。

時代を超えて変わらない価値あるもの「不易」と、時代の変化とともに変わっていく必要があるもの「流行」があり、どちらも大切であるという教えであります。

俳人 松尾芭蕉派が「奥の細道」の旅に出たのは330年前。悲運の将、源義経の追慕であり、歌枕の地探訪の旅だったと言われております。

大崎市に入ったのは、平泉からの帰路。岩ヶ崎、真坂を経て、岩出山に一泊。歌枕に詠われた「小黒ヶ崎」や「美豆(みず)の小島」を訪ね、尿前(しとまえ)の関から堺田(出羽の国)に向かいました。

また、大崎には芭蕉が訪れようとしたが、道を誤ってたどり着くことができなかった「幻の歌枕の地、緒絶の橋」もあります。

奥の細道ゆかりの地33の自治体は、実行委員会を立ち上げ、奥の細道紀行330年記念事業を実施しています。

9月7日には「政宗公まつり」に合わせてキャラバン隊が来市しますし、旧有備館において記念企画展が開催され、「出羽街道の旧道をあるこう!」の企画もあります。今月末には、宮城オルレ大崎・鳴子温泉コースとして悠久の道をトレッキングしていただく事業もスタートします。

さらに、奥の細道ゆかりの地が連携して、奥の細道「日本遺産」登録への運動も起動しております。

奥の細道330年を機に、古道や歌枕ゆかりの地に足を運んでみませんか。

「不易」と「流行」の両面から大崎の景観や歴史、文化、食、観光のイノベーションを進化させてまいりましょう。