大崎市長 伊藤康志

もくもく庁舎開庁

2月10日、待望の田尻総合支所新庁舎が開庁しました。

旧庁舎は、合併した三つの村が「丸く一つになろう」との思いから、昭和33年に建設された、全国でも珍しい円形二階建て庁舎でした。長年親しまれてきましたが、経年による老朽化や、平成23年の東日本大震災の被害などにより建て替えとなりました。

地元主催による「円形庁舎お別れ会」が開かれたり、新庁舎「棟上げ式」も行われるなど、地域住民参加、協働のもとで、解体、建設作業が行われ、いよいよ堂々の完成、開庁です。新庁舎は、旧庁舎に勝るとも劣らない話題の庁舎になるでしょう。

そのひとつは、田尻地域産材を豊富に使用し、木のぬくもりに囲まれた、明るくモダンな空間の庁舎であることです。

もうひとつは、平安時代、奥州藤原氏の関与が想定される仏像で、国の重要文化財に指定された「木造千手観音坐像」を収蔵、展示することです。庁舎に国の重要文化財が収蔵、展示されるケースは、全国でも大変珍しく、国内外からも多くの来庁者が訪れることでしょう。

田尻地域は、国の重要文化財「遮光器土偶(しゃこうきどぐう)」発掘の地であり、ラムサール条約湿地の「蕪栗沼・周辺水田」や、世界農業遺産「大崎耕土」など、自然遺産、文化遺産が数多く存在し、歴史と文化に彩られた地域であるといえます。

新庁舎がまちづくりの核として、安全・安心の防災拠点として、さらには、活力ある交流拠点として、長く活用されますことを念じております。