構造改革特区「鳴子温泉郷ツーリズム特区」が平成16年6月21日付けで内閣府より認定されました。特区計画の中には法律の規制緩和を図る項目が含まれており、鳴子温泉地域で市民農園、農地所有、濁酒(どぶろく)などの規制緩和が実現しました。

構造改革特区による法律の規制緩和を図る項目が以下の三つ含まれています。

1.農地所有者による市民農園の開設

市と協定を結ぶだけで、農家自らが市民農園を実施することができます。

2.農地取得下限面積の引き下げ

一般の人が農業を始めるには、農地法の規制により50アール以上でなければ、 農地を取得できないこととなっていますが、その面積要件が10アールまで引き下げられました。一般の被人が10アールから農地を取得し、農家になることが可能です。

3.特定農業者による濁酒の製造許可者の製造数量緩和

農家レストランなど飲食店営業を併せ営む稲作農家が、自ら生産した米を原料に濁酒(どぶろく) 製造の免許を取得する際、製造数量に制限がなくなります。
ただし、製造免許を取得するには、対象条件をクリアできる人で、なおかつ税務署に対して酒蔵と同様の免許申請手続きを得なければいけませんので、誰でも取得できるわけではありません。
対象者は米を実際に生産している農家であり、併せてその本人が農家レストランや個人経営旅館など飲食店営業を行っている人となります。

鳴子温泉地域で濁酒(どぶろく)を3店舗で提供

現在、規制緩和を活用し、農家レストラン「土風里(どっぷり)」がオープン、平成17年5月より宮城県内初となるどぶろくの製造および提供を開始しました。免許取得までは厳しい道のりではありましたが、鳴子の食の新しい観光拠点となりつつあり、県内外からリピーターが訪れています。

その後、地域内の一部の旅館などで導入希望があり、検討が進められていましたが、どぶろく免許では免許申請者が飲食店営業を行っており、かつ農地を所有して稲作を行うことが条件付けられており、まず法人が農地を取得する必要がありました。

農業経営基盤の強化の促進に関する基本的な構想で、大崎市鳴子温泉地域全域で特定法人貸付事業が実施できることとなったため(法人の農地取得は特区の全国展開により、農地法の農業経営基盤の強化の促進に関する基本的な構想に位置づけることが可能となりました)、以前より検討していた二つの業者「鳴子温泉ブルワリー(会社名は株式会社オニコウベ)」と「川渡温泉 旅館ゆさ(会社名は有限会社遊久)が事業実施を決定しました。

問い合わせ

特区の問い合わせ

濁酒(どぶろく)の問い合わせ