大崎地域1市4町(大崎市、色麻町、加美町、涌谷町、美里町)では、豊饒の大地「大崎耕土」で途絶えることなく続けられてきた水田農業の知恵と、農業が育む多様な伝統文化や豊かな生物多様性を守り、未来に引き継ぐため、平成28年9月26日(月曜日)、国連食糧農業機関(FAO)が認定する世界農業遺産(GIAHS)に、「大崎耕土の巧みな水管理による水田農業システム」として、日本の窓口である農林水産省に対し、大崎地域世界農業遺産推進協議会の伊藤康志会長(大崎市長)ほかが申請書を提出しました。

 申請の概要は、大崎地域の水田農業が、「やませ」による冷害や洪水、渇水が頻発する厳しい自然環境の中、さまざまな知恵や工夫、数多くの苦労を重ねながら、米づくりを中心とした水田農業を継続し、「大崎耕土」と称される豊饒の大地を継承してきたこと。厳しい自然環境と共生してきた大崎耕土の農業システムでは、用水の 確保や栽培技術、排水対策など、農業農村の営みのあらゆる場面で「巧みな水管理」の知恵が活かされていること。また、巧みな水管理は、農家の営みを支え、水田に点在する屋敷林「居久根(いぐね)」とともに、水田の持つ豊かな湿地生態系や農文化も育んできたこと。これらの素晴らしい農業システムを未来に伝えていく必要があることなどです。

大崎市では、世界農業遺産への認定を契機に、先人から引き継いだ地域の資源(宝)を再認識し、農産物のブランド化や6次産業化、農村景観と農文化の保全、そして担い手となる次世代の育成を進めていきたいと考えています。

 

認定申請書を提出する大崎地域世界農業遺産推進協議会伊藤会長

 

居久根が点在し、水田、水路が織りなす大崎耕土の景観(ランドスケープ)

農業システムのイメージ図 [1062KB pdfファイル] 

大崎地域の農業を世界農業遺産へ(内部リンク)