蕪栗沼のマガン飛来数が増えてきました

市の鳥「マガン」が、今年も遠いシベリアからはるばる大崎市に渡ってきています。

今年はじめて蕪栗沼でマガンが確認された10月下旬ごろから、日に日に渡り鳥の数が増えてきました。12月現在では、7万羽ものマガンが蕪栗沼に飛来し、ねぐら入りや飛び立ちが観察できます。

マガンのねぐら入りと飛び立ちの光景は圧巻で、ラムサール条約湿地である蕪栗沼を訪れる人々を魅了してやみません。

 

 

平成29年11月11日(土曜日)の蕪栗沼での渡り鳥のねぐら入り観察会のもよう

 

  • ねぐら入りの見頃の時間帯:その日の日没30分前から日没後20分頃まで
  • 飛び立ちの見頃の時間帯:その日の日の出20分前から日の出30分後まで

 

以下のリンク先から、宮城県の日の出入り時刻を確認できます。

大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 国立天文台ホームページ(外部リンク)

※天候により、見頃の時間帯は前後します。

 

マガンなどの渡り鳥は、これからの時期、宮城県大崎市古川地域のラムサール条約湿地「化女沼」でも見頃を迎えます。

来年の2月上旬になると、再びシベリアへ戻っていきます。

蕪栗沼のライブ映像配信

マガンをはじめとする渡り鳥の国内最大級の越冬地であり、ラムサール条約湿地である「蕪栗沼(かぶくりぬま)」のライブ映像の配信を始めました。

蕪栗沼のすぐ東側に設置されたライブカメラ映像の配信を通じて、渡り鳥の越冬シーズンだけでなく、四季を通じた蕪栗沼の豊かな自然と、その魅力を発信していきます。

蕪栗沼ライブ映像配信(外部リンク)

※外部リンクを開くと、アクセス数を把握するための来訪者カウンターを設置したページに移動します。そのまま5秒間待つと、映像配信画面が表示されます。

  

ライブカメラ映像から鳥を探してみよう

:マガン

:オオハクチョウ

:マガモ(左:メス 右:オス)

この他にも、多くの種類の鳥がいます。

 

留意事項

  1. ライブカメラの映像の配信は、景観の配信を目的としています。蕪栗沼を訪れる観光客や地域住民に対して、個人のプライバシーを侵害することがないよう可能な限り留意しています。
  2. ライブカメラの運用には、ライブカメラの管理者を配置し、カメラの設定内容を定め、カメラの設定にはパスワードを必要とするなど、適切な管理に努めています。
  3. ライブカメラの配信映像は、景観の配信を目的としていますが、例外として蕪栗沼で災害が生じた際には、映像を防災の目的で使用する場合があります。

映像配信画面

現在表示されているアングルのほか、プリセットを選択することで、さまざまなアングルで蕪栗沼を見ることができます。

画面右下の「プリセット」のドロップダウンから好きなアングルを選択し、「移動」のボタンをクリックすると、アングルが切り替わります。

視聴できるアングルは以下のとおりです。

  1. ホーム:撮影範囲の水面全体を見渡せるアングル(その1)
  2. ホーム2:撮影範囲の水面全体を見渡せるアングル(その2)
  3. ネグライリ:渡り鳥のねぐら入りを観察できるアングル
  4. シジュウカラガン:シジュウカラガンが好んでねぐらとする水面を映したアングル
  5. オクノスイメン:撮影範囲の北側の水面を拡大したアングル
  6. キタ:撮影範囲の北側を映したアングル
  7. ニシ:撮影範囲の西側を映したアングル
  8. ミナミ:撮影範囲の南側を映したアングル
  9. スイメンアップ1:蕪栗沼の水面を拡大したアングル(その1)
  10. スイメン2:蕪栗沼の水面を映したアングル(その2)
  11. スイメン2アップ:蕪栗沼の水面を拡大したアングル(その2)
  12. スイメン3:蕪栗沼の水面を映したアングル(その3)
  13. スイメン3アップ:蕪栗沼の水面を拡大したアングル(その3)
  14. スイメン4:蕪栗沼の水面を映したアングル(その4)
  15. スイメン4アップ:蕪栗沼の水面を拡大したアングル(その4)
  16. スイメン5:蕪栗沼の水面を映したアングル(その5)
  17. スイメン5アップ:蕪栗沼の水面を拡大したアングル(その5)
  18. トマリギ1:オジロワシなど、猛禽類の止まり木を映したアングル(その1)
  19. トマリギ2:オジロワシなど、猛禽類の止まり木を映したアングル(その2)
  20. スイメン6:撮影範囲の北側の水面を映したアングル
  21. スイメン6アップ:撮影範囲の北側の水面を拡大したアングル

蕪栗沼の地図とライブカメラの映像範囲

蕪栗沼・周辺水田

蕪栗沼は、大崎市田尻地域に広がる低地性湿地で、ヨシなどの水生植物と低木が景観を構成しています。北上川の自然遊水地として誕生した背景から、洪水を調節する重要な機能を備えています。

最大の特徴は、毎年、北東ロシアより越冬のために日本に飛来する、国や市の天然記念物であるマガンやオオヒシクイをはじめとした渡り鳥の越冬地となっていることです。日本に飛来するマガンの約8割が蕪栗沼を含む宮城県北部で越冬すると言われ、その数は多い時で10万羽にものぼります。

これほど多くの渡り鳥がひと冬を越すことができるのは、周辺に広がる水田が冬のあいだガン類にえさを提供できるからです。ガン類は、日中は周辺水田で落ち穂や雑草をついばみ、夜は「ねぐら」として利用している蕪栗沼に帰ってきます。こうした安全なすみかが守られているため、えさの少ない冬を乗り越えることができるのです。

そうした特徴が評価され、2005年に蕪栗沼とその周辺水田を含む湿地約423ヘクタールがラムサール条約に登録されました(正式名称「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」)。この条約は湿地の保全と賢明な利用(ワイズユース)を目指した条約です。蕪栗沼では、225種の鳥類、32種の魚類、455種の植物、896種の昆虫が確認されており、このような豊かな生態系を守るための保全が求められています。また、水田の一部では「ふゆみずたんぼ」と呼ばれる冬期に田んぼに水を張る農法(冬期湛水水田)が営まれています。この農法は水田の生物多様性を維持・向上するのに貢献する農法で、湿地の賢明な利用を目指しています。

 

ミズアオイやハスなどの水生植物(夏)

 

マガンのねぐら入り(冬)

 

蕪栗沼・周辺水田パンフレット