レジオネラ症の集団発生について
令和5年7月に市内の医療機関において、レジオネラ症の集団発生がありました。
集団発生の詳細については、宮城県の記者発表資料のとおりとなります。
なお、8月以降当該医療機関の冷却塔との関連性が疑われるレジオネラ症患者の発生はなく、冷却塔を清掃した後から潜伏期間を超えて発症した患者は確認されていません。
宮城県記者発表資料(レジオネラ症の集団発生について(第三報)」 (PDFファイル: 975.8KB)
市内の各施設管理者の皆様へ
レジオネラ属菌は冷却塔等の水を使用する設備の中で増殖する場合があり、これらの設備から発生した汚染された水のエアロゾルを吸入すること等によってレジオネラ症に感染する恐れがあります。
市内の各施設管理者様におかれましては、レジオネラ症患者の発生防止に万全を期すため、日頃から冷却塔設備における衛生上の措置を徹底していただきますようお願いします。
市民の皆様へ
レジオネラ症は、適切な抗菌薬を使用することで治療が可能ですが、治療が遅れると重症化する場合があります。なお、ヒトからヒトへ感染することはありません。
レジオネラ症が疑われる症状が出現した場合には、速やかにかかりつけ医または近隣医療機関を受診してください。
レジオネラ症の症状
レジオネラ症の主な病型としては、重症のレジオネラ肺炎と軽症のポンティアック熱が知られています。
レジオネラ肺炎は、全身倦怠感、頭痛、食欲不振、筋肉痛などの症状に始まり、咳や38℃以上の高熱、寒気、胸痛、呼吸困難が見られるようになります。また、意識レベルの低下、幻覚、手足の震えなどの中枢神経系の症状なども特徴です。軽症例もあるものの、適切な治療がなされなかった場合には急速に症状が進行することがあり、命に関わることもあります。
肺炎が認められなくとも、ポンティアック熱という、自然治癒する感冒症状をきたす場合があります。抗菌剤で治療可能ですが、治療が遅れると重症化する場合があるため、早期発見・早期治療が重要です。
高齢者や新生児は肺炎を起こす危険性が通常より高いので注意が必要です。また、免疫機能が低下している人は、レジオネラ肺炎のリスクが高いとされています。
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更新日:2023年09月12日