クマ出没緊急事態宣言発令中

大崎市では、今年の秋ごろからツキノワグマの人里での出没が相次ぎ、人身被害なども発生していることから、このたび「クマ出没緊急事態宣言」を発令します。

住民の皆さんは以下の宣言内容を確認の上、自身の安全確保に努めてください。

1.  散歩や農作業等を行う際は、クマ鈴やラジオ等を使い、人の存在を知らせてください。
2.  クマは家屋や倉庫にも侵入します。戸締りを徹底してください。
3.  柿や栗は早めに収穫し、利用しないものについては速やかに廃棄してください。
4.  餌となる生ごみや野菜残渣を自宅周辺に放置しないでください。
5.  目撃情報に注意し、危険なところに近づかないよう注意してください。

現在、クマの多くが柿の実を食べるために、市内の柿の木周辺に出没しています。早めに柿の実を取るか伐採などによりクマの出没を減らすよう、協力をお願いします。
なお、自宅周辺では、生ごみや野菜かすを置かず、クマを近づかせないよう、引き続き協力をお願いします。

1.クマが出没しやすい場所では、以下を参考に、中止を含めて検討してください

• 栗の木や柿の木など、クマが来る目的となるものが周辺にあるかどうか
• 近隣で複数回の目撃情報がある場所かどうか（クマのすみかに近い、通り道になってる場合等が考えられる）
• 人身被害等、実際に被害が起こっている場所かどうか（起こりそうになった場合も含む）
• 以前から定期的に目撃情報がある場所かどうか
• 参加者の安全を守る対策がとれるかどうか
• 現在の状況を踏まえた上で参加者が開催を希望するかどうか
• その他総合的な判断

2.イベントを開催する際には、十分なクマ対策を検討してください

• 開催前に会場付近・経路等で爆竹やロケット花火等を鳴らし、人の存在をクマに知らせておくこと
• 会場では音楽等で音を鳴らして人の存在を知らせること
• 朝晩等クマの出没しやすい時間帯を避けること
• なるべく見通しの良い場所で開催すること
• 警備員等を配置すること
• 参加者へクマ鈴の持参等を促すこと
• 万が一、クマにあった場合の対処方法を示すこと（音を立てて刺激しない、背中を見せて逃げない、襲ってきた場合はうつぶせになって頭を守ること等）
• その他有効と認められるもの

今年はブナの結実が大凶作と予想されており、山に食べ物が少ないため、食べ物を求めてツキノワグマは人里まで行動範囲を広げています。本市でも住宅地近隣での目撃情報が相次いでおり、農作物被害のほか、人身被害も発生しています。

冬眠するまでクマは栄養を蓄える必要があるため、特にこれからの季節は活動が活発になります。山中や河川敷などは特に気を付けるほか、市街地などでも朝晩を中心に外出には気を付けてください。

また移動時は鈴やラジオなどで音を鳴らすことにより鉢合わせの危険を避けながら、生ごみや果樹などツキノワグマを誘引するようなものは放置しないという対策を徹底しましょう。

• 遠くにいた場合は、音を立てずにゆっくりとその場を立ち去りましょう。
• 出会ってしまったら、クマの動きを見ながら、間に障害物を入れるようにゆっくり後退しましょう(背中を見せて走って逃げると攻撃本能を刺激して追いかけられる可能性があります)。その際、大声を上げたり威嚇したりなどのクマを興奮させる行為は行わないでください。
• 襲ってきた場合は、うつぶせになり大事な頭と首を両腕で守ってください。

大崎市では市民の皆さんからクマの目撃情報を集めるため、大崎市LINE公式アカウントによる目撃情報の通報システムを構築しています。
クマを目撃した場合は、情報提供をお願いします。

情報を確認するには、大崎市LINE公式アカウントから受信登録を設定してください。

大崎市では市内の目撃情報を発信しています。

宮城県では、クマの目撃情報を掲載しています。

クマを目撃した場合や被害があったときは、警察または市役所農村環境整備課もしくは各総合支所地域振興課に連絡してください。

• 古川警察署（0229-22-2311）
• 鳴子警察署（0229-82-2249）
• 大崎市役所産業経済部農村環境整備課（0229-23-2318）
• 松山総合支所地域振興課（0229-55-2111）
• 三本木総合支所地域振興課（0229-52-2112）
• 鹿島台総合支所地域振興課（0229-56-7111）
• 岩出山総合支所地域振興課（0229-72-1211）
• 鳴子総合支所地域振興課（0229-82-2111）
• 田尻総合支所地域振興課（0229-39-1111）