外来植物「ナガミヒナゲシ」に注意してください
ナガミヒナゲシ
(写真提供:宮城県古川農業試験場)
ナガミヒナゲシの種子
(写真提供:宮城県古川農業試験場)
ナガミヒナゲシとは
ナガミヒナゲシは、ヨーロッパ地中海沿岸原産の外来植物です。名前のとおり、ヒナゲシ、ポピーと似たオレンジ色の花を咲かせます。一個体から最大で15万粒の種ができ、繁殖力が強いことが特徴です。また、根から他の植物の生育を妨げる成分を含んだ物質を出すことから、生態系に影響を与える植物です。
花色 | 紅色または肉色と評されるオレンジ色 |
花弁 | 基本的に4枚 |
開花時期 | 4月から6月頃まで |
葉 | 細かく切れ込みが入る |
茎 | 硬い毛が生え、高さが15センチメートルから60センチメートル程度 |
果実 | 長さは約2.5センチメートルで、細長い |
種子 | 1つの果実に約1,600粒入っており、未熟な種子でも発芽力がある |
素手で触らないでください
ナガミヒナゲシは、アルカロイド性の有毒物質を含んでいます。害虫や動物から身を守るための植物毒であるため、素手で茎に触ったり折ったりすると、手がかぶれる恐れがあります。
素手では、触らないようにしてください。
駆除について
自宅の庭などで生育している場合、実ができる前に抜き取り、ビニール袋などに密封してごみの日に出してください。実ができている場合は、種が飛ばないよう十分注意してください。ナガミヒナゲシの種は、他の植物に比べて小さく、種をまき散らしてしまう可能性があります。また、素手で触るとかぶれる恐れがありますので、ゴム手袋や園芸用手袋をつけて作業をしてください。
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更新日:2024年05月21日