猫となかよく暮らせるまちに向けて
飼い主のいない猫による問題
「近所で野良猫が増えて困っている」「敷地内でふん尿をされて困っている」「軒下で子猫を生んだ」などの苦情や相談が近年増加傾向にあります。
これらの猫に関する問題は、野良猫に餌だけを与えた結果、子猫が産まれて増えてしまったり、無責任な飼い主が猫を捨てたりすることなどが起因しています。
市では、人と動物のよりよい関係の構築を目指すため、Q&Aを作成しましたので、活用してください。
これ以上不幸な命を増やさない
増えてしまった野良猫は、伝染病や交通事故などの危険にさらされ、過酷な状況で生きています。一般に、野良猫の寿命は飼い猫に比べて短く、3~4年と言われています。
猫にとっては、温かな家庭で飼い主に守られ、寿命を全うすることが望ましいです。最期まで責任をもって世話をしてあげましょう。
また、人が世話をしていない野良猫は、栄養状態が悪く、一般的に妊娠・出産率は高くありませんが、キャットフードなど高栄養の餌を与えられると、多くの子猫を産み育てることができるとのことです。
野良猫に安易に餌を与えることや、猫を不妊・去勢しないで屋外で飼うことなどが、不幸な野良猫の繁殖を手助けしているという現実があります。
これ以上不幸な命を増やさないよう、マナーを守って、人にとっても、猫にとっても住み良いまちになるように心がけていきましょう。
猫による問題を解決していくために
猫の飼い主の皆さんへ
- 室内飼養に努め、管理できる頭数にしましょう。
- 健康管理をして、飼養場所は常に清潔にしましょう。
- 迷子札をつけて、飼い主が分かるようにしましょう。
- 飼えない子猫が産まれないように、不妊・去勢手術をしましょう。
- トイレのしつけをしましょう。
- 最期まで責任を持って飼いましょう。
野良猫に餌を与えている人へ
野良猫に餌を与えることで、ふん尿被害が生じたり、繁殖することで近所迷惑になり、結果として不幸な猫を増やすことになっています。
「かわいいから」「かわいそうだから」というだけで餌を与えるのはやめ、責任のある行動をとりましょう。
餌を与えるのであれば、不幸な子猫を増やさないためにも不妊去勢手術を責任もって行ってください。
猫が寄りついて困っている人へ
猫が庭や畑に入り込み、ふん尿をするのは、周辺のどの場所よりも猫にとって快適な場所だからです。猫にとって快適な場所とは、「餌を探し歩かなくても簡単にもらえる」「番犬がいない」「人の出入りが少なく安全」「やわらかい土や砂、芝生などがある」などの場所です。
猫をどうしても寄せ付けたくない場所には、効果を得られるとは限りませんが、次の方法を試してみてください。
- 香りの強いハーブなどの植物を猫の通り道に植える。
- コーヒー粕やどくだみ茶などの茶殻、飲用酢を散布する。
- ハッカ系芳香剤を置いたり、ミカンなどのかんきつ類の皮をまく。
- 市販の忌避剤を使用する。
人と動物が共生したよりよい社会を目指して
動物は、私たちの生活を様々なかたちで豊かにしてくれる、人間にとってかけがえのない存在です。
人と動物が共生した、よりよい社会をめざしていきましょう。
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環境保全課
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更新日:2025年02月07日