(公財)東日本鉄道文化財団より助成をいただき、金津流松山獅子躍の太鼓などを新調します

更新日:2026年05月26日

(公財)東日本鉄道文化財団より助成をいただきました

大崎市松山地域に伝わる金津流松山獅子躍(かなつりゅうまつやまししおどり)。地域で伝承している金津流松山獅子躍保存会の活動が(公財)東日本鉄道文化財団に評価され、同保存会の衣装・用具の整備を行う「金津流松山獅子躍保存・伝承事業」がJR東日本エリアの貴重な文化遺産の保存と継承、地域の発展に繋がる事業として助成の対象に選ばれました。

(公財)東日本鉄道文化財団では、地方文化の振興を目指し、JR東日本エリアの貴重な文化遺産や民俗芸能などの保全と継承、地域の発展のために資金援助を行う形で地域の文化への支援を行っています。

今回の助成により、太鼓や襦袢(じゅばん)を新調し、児童同士のさらなる一体感の醸成や安全な練習環境を構築し、充実した伝承活動を行っていきます。

令和8年度地方文化事業支援の贈呈式が行われました

令和8年4月30日、松山公民館で「令和8年度地方文化事業支援 贈呈式」が行われ、(公財)東日本鉄道文化財団の日野理事長から、助成事業を行う実行委員会の代表者である金津流松山獅子躍保存会の及川会長へ承認書が手渡されました。日野理事長からは「子どもたちが地域の文化に触れるきっかけづくりに」とあいさつがあり、及川会長は「今後も地域の伝統を受け継いでいきたい」と語りました。

贈呈いただいた50万円は、今年度新調する太鼓や衣装の購入費用に充てることとなります。

日野理事長から及川会長に承認書が手渡されました

日野理事長から及川会長に承認書が手渡されました

贈呈式の記念撮影。中央で日野理事長と及川会長が承認書を持ち、関係者がその周りに並んでいる。

贈呈式の記念撮影

金津流松山獅子躍の伝承活動

金津流松山獅子躍保存会は、大崎市立松山小学校の総合学習の中で、4年生から6年生に地域の伝統芸能である金津流松山獅子躍を伝えています。20年にわたり継承を続けており、学習発表会や引継ぎ式で、受け継いだ伝統を地域に披露しています。学年ごとに歌、太鼓打ち、躍りを学んでおり、長い時間をかけて丁寧に伝承しています。また、小学校卒業後には、中学生や高校生を中心に地域の文化祭や各種イベントで獅子躍を披露しています。

金津流松山獅子躍とは

金津流松山獅子躍は、前腰に太鼓をつけて、背に約3メートル程もある一対のササラ(竹)を立て、鹿角のついた頭をかぶり、馬の黒毛をザイ(髪)として用い、顔から胸にかけて黒の幕垂れを下げ自ら太鼓を叩いて、歌を歌って踊るもので、舞手が太鼓を持って躍る「太鼓踊系」に分類されています。

獅子躍は仙台藩で盛んだった民俗芸能で、金津流もその中の一つとして伝えられています。明治24年には、大相撲発祥の地といわれる回向院(両国)で有志からの依頼により次橋の獅子躍を舞ったという記事が秋田魁新報(あきたさきがけしんぽう)に掲載されており、この頃までは盛んに行われていたことが分かっています。

その後、松山地域では時代とともに途絶えていましたが、平成5年に次橋からの伝承先である岩手県金津流梁川獅子躍保存会に教えを受けて金津流松山獅子躍として復活させ、今日まで受け継いでいます。

令和5年3月には、大崎市指定無形民俗文化財に認定されています。

金津流松山獅子躍

金津流松山獅子躍

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