市長コラム平成30年12月

更新日:2021年02月26日

てん・ち・じん
伊藤康志市長の写真

大崎市長 伊藤康志

「伊達の地」に水土里の絆

先頃、利府町のグランディ・21で、第41全国土地改良大会宮城大会を、地元会長として主催しました。

七年前、同大会の開催準備を進めていた矢先に東日本大震災に見舞われ、復旧・復興を優先し、規模を縮小して「3・11東日本大震災復興支援水土里(みどり)の集い」を開催しました。

7年間、全国各地から手厚いご支援をいただきながら復旧・復興に邁進し、現在では98%の農地が復旧し、営農を再開することができました。大規模区画に生まれ変わった農地では、農業の近未来の姿ともいえる営農を実現している優良事例も多数現れております。大崎耕土が世界農業遺産に認定されるなど、世界に誇る農業生産や、伝統的な農文化も受け継がれています。

復興の歩みを報告しよう!自然災害が頻発する昨今、防災・減災・国土の強靱化を進めよう!の思いで全国大会を再び招致、開催しました。

大会史上、過去最大となる6千人を超える土地改良(農業、農村農基盤整備)関係者が集い、農業・農村の未来を語り合いました。

事業視察では7コースに別れ、世界農業遺産・世界かんがい施設遺産を有する大崎耕土などを視察、宮城の歴史・文化にも触れていただきました。

農業・農村の多面的な機能、重要性が地球規模で叫ばれております。水(みず)土(つち)里(さと)をしっかりと未来へ引き継いでいくことを決意した大会でした。

「耕不尽」(耕せども尽きず)大崎・宮城から全国、世界へ発信してまいります。 

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