市長コラム平成30年1月

更新日:2021年02月26日

てん・ち・じん
伊藤康志市長の写真

大崎市長 伊藤康志

新年のあいさつ 宝の都(くに)・大崎 笑顔あふれる未来へ向けて

あけましておめでとうございます。

皆様には、ご家族おそろいで、お健やかに初春をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。

東日本大震災から間もなく7年を迎えますが、これまで本市の震災復興計画に基づき、復興を最優先課題として取り組んできました。

震災の経験を決して風化させることなく、震災から学ぶべきことを今後の自然災害ならびに防災対策に生かし、市民の安全で安心な生活を実現していきます。

また、これまで復興への支援を頂戴しました皆様への感謝のためにも、復興し、さらなる発展を遂げることができるよう努めていきます。

震災復興計画は本年度をもって終了いたしますが、今後は、本市の新たな10年のまちづくりの指針となる「第2次大崎市総合計画」を着実に進め、市民協働のまちづくりの理念のもと、より魅力あるまちづくりに取り組んでいきます。

また、人口減少による社会情勢の変化が大きな課題となる中で、「宝の都(くに)・おおさき市地方創生総合戦略」におきましては、本市の豊かな地域資源、地域の力を集結し、持続可能な地域社会を築き、未来の子どもたちの笑顔あふれる将来を創造していきます。

そのためにも、社会経済情勢や人口構造の変化が与える影響や市民ニーズを的確に把握し、将来の安定した財政運営を図るために、第2次行政改革大綱への不断の取り組みにより、財政の健全化をさらに推進していきます。

昨年末、待望の「世界農業遺産」認定の吉報が届きました。

先人の知恵と努力によって築かれた豊饒の大地「大崎耕土」と、その農業システムの重要性が世界に認められたものであり、大変名誉なことです。

さらに、国の重要文化財に田尻地域の木造千手観音坐像が指定を受け、まさに、本市の宝となりました。

また、市民待望の大崎市図書館「来楽里ホール」が開館し、豊かな心をはぐくむ生涯学習の場として、今後も皆様に愛される図書館となるよう、さらには、学びと交流の場となるよう運営していきます。

市民が主役 協働のまちづくり

共にはぐくむ協働のまちづくりを基本とし、地域自治組織の体制強化と地域で支える仕組みづくりを推進するため、地域自治組織戦略体制整備モデル事業を推進します。

市民の生活を支える行財政改革の推進を図り、効率的で効果的な行政運営を進めます。

また、市民皆様の理解を得ながら、市役所本庁舎、鳴子総合支所、田尻総合支所庁舎の建設事業を推進していきます。

安全・安心で交流が盛んなまちづくり

円滑な道路環境の整備のため、道路網ならびに橋梁などの計画的な整備を推進していきます。

快適に暮らせる公共交通の充実・強化のため、中心市街地の循環バスを運行するなど、公共交通ネットワークを形成していきます。

防災対策の強化として、頻発する自然災害や防災対策、河川を含めた雨水対策も万全を期し、排水路改良整備事業などに取り組んでいきます。

地域の個性を生かし豊かな心をはぐくむまちづくり

未来を担う子どもたちの教育環境の充実として、安全、安心な給食の提供と地産地消の推進に取り組み、(仮称)大崎東学校給食センターの整備に着手します。

多彩な地域文化の継承として、田尻地域の国指定重要文化財木造千手観音坐像の保存などについて、田尻総合支所建設事業とともに、保存整備を進めていきます。

生涯にわたるスポーツ・レクリエーションの振興につきましては、三本木パークゴルフ場整備事業を推進し、幅広い世代の交流とスポーツに親しめる環境の整備に努めます。

活力あふれる産業のまちづくり

誇りある農業の振興につきましては、農業基盤整備事業などを整備するとともに、「ささ結」の食味、品質の向上、ブランド力の強化に向けて、こだわり農産物PR推進事業を推進していきます。

世界農業遺産の認定は、大崎耕土の宝を次世代に引き継ぐ出発点であり、地域を挙げてアクションプランを実践し、さらなる自然と共生する農業の推進を目指していきます。

訪れたくなる観光の振興につきましては、観光振興ビジョンに基づき、インバウンドの強化、シティプロモーション強化に努め、本市の宝に磨きをかけていきます。

魅力ある地域資源の活用と産業の連携につきましては、農商工連携、6次産業化による内発型産業の創造を推進していきます。

地域で支えあい健康で元気なまちづくり

生涯を通じた健康づくりの推進に向け、いきいき百歳体操の普及活動を推進し、子どもから高齢者まで健康で生きがいのある生活が送れるよう、第2次大崎市健康増進計画を策定していきます。

また、すべての親と子どもが心身ともに健やかに成長を重ね、豊かな生活を送れるよう、第2次大崎市母子保健計画を策定していきます。

環境の変化に対応した子育て支援の充実につきましては、子育て支援拠点施設建設事業を推進し、平成31年度の開設に向け鋭意取り組んでいきます。

自然と共生し環境に配慮したまちづくり

豊かな自然環境の保全に向けた取り組みを行い、身近に触れ合える憩いの場の整備につきましては、七日町再開発事業において、商業、公共、観光機能が一体的に連携し、にぎわい拠点の形成に向け、千手寺町周辺整備事業、(仮称)道の駅おおさき整備事業と併せて都市機能の充実に努めていきます。

快適な生活環境の保全・整備につきましては、上鳴子住宅と鹿島台鈴掛住宅建替事業を推進するなど、良好な住環境の整備に努めていきます。

地球に優しい循環型社会の実現につきましては、再生可能エネルギーの利活用に取り組んでいきます。

12年前の戌年である2006年(平成18年)は、大崎市が誕生した記念すべき年でありました。

今年の干支「戌(いぬ)」は、戈(ほこ)の漢字から成り立ち、収穫物を守り育てる時期を表しています。2018年は、すべてに豊かであることを目指し、守り育て発展する年となるよう一層努めていきます。

市民皆様におかれましても、本年がより良い年でありますよう心から祈念申し上げ、新年のあいさつとします。

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