大崎市の文化財

更新日:2023年03月31日

大きな臀部、乳房、太ももと女性をかたどっている遮光器土偶の写真

文化財とは、一般的に人間の文化活動によって残された有形・無形のもののうち、価値を広く認められたものをさします。大崎市の文化財で指定登録されたものについてご紹介します。

文化財保護法では文化財を、有形文化財、無形文化財、民俗文化財、記念物、埋蔵文化財等に定義しています。まだまだ未発見・未指定の重要な文化財が地域に眠っており、文化財課ではこれらの調査、保存、保護に取り組んでおります。

有形文化財は、建造物、絵画、彫刻、工芸品、書籍・典籍、古文書、考古資料、歴史資料等があげられます。指定された代表的なものは、重要文化財の彫刻として木造千手観音坐像附木造不動明王毘沙門天立像(田尻)、県指定建造物として茂庭家霊屋(松山)、須江家住宅(岩出山)、祇劫寺本堂(田尻)があります。

無形文化財としては、市指定の刀匠法華三郎信房(松山)の工芸技術があります。

民俗文化財は、有形・無形のものがあります。特徴として、市内には大崎地域の農耕文化を継承してきた民俗事象が色濃く残っています。無形民俗文化財として指定された代表的なものは、県指定の米倉鹿嶋神社の献饌行事(古川)、若宮八幡神社の湯花行事(三本木)や市指定の神楽や謡曲があげられます。

記念物は、史跡、特別天然記念物、天然記念物、史跡及び名勝、名勝があげられます。指定された代表的な史跡として国指定の山畑横穴群(三本木)、中沢目貝塚、木戸瓦窯跡(田尻)、大吉山瓦窯跡、宮沢遺跡、名生舘官衙遺跡(古川)、陸奥上街道(岩出山)、出羽仙台街道中山越(鳴子)、特別天然記念物として鬼首の雌釜および雄釜間歇温泉(鳴子、現在自噴休止)、天然記念物として国指定の祇劫寺のコウヤマキ(田尻)、史跡及び名勝として国指定の旧有備館および庭園(岩出山)、名勝として県指定の鳴子峡(鳴子)などがあります。

埋蔵文化財は、後期旧石器時代(2.5-1.5万年前)から近世(17-19世紀)までの合計745遺跡(令和5年3月31日現在)が市内各地に点在しています。発掘調査等により重要性が認められた遺跡を記念物の史跡に指定しております。

大崎市の文化財に指定されました

令和5年3月22日、松山地域の「金津流松山獅子躍」が、大崎市の文化財として新たに指定されました。

金津流獅子躍は旧仙台藩領(宮城・岩手県域)に伝承されてきた鹿踊の一つで、約250から300年間継承されてきた無形民俗文化財です。

金津流松山獅子躍(PDFファイル:4.4MB)

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