岩出山町史の内容

更新日:2021年02月26日

岩出山町史の内容

岩出山町史「通史編・上巻」

岩出山町の原始古代から近世(江戸時代)までの歴史をまとめました。考古・館跡・古文書などの資料調査を広範囲に行い、それらに基づいて前町史(昭和45年刊)の内容を全面的に見直しています。特に中世以降、岩手沢(岩出山)城を本拠として権勢をふるった氏家氏から伊達政宗の時代、そして岩出山伊達家が治めた江戸時代にかけての内容は、前町史の3倍のページを使って詳しく記述されています。

岩出山町史「通史編・下巻」

激動の明治維新、戊辰戦争に巻き込まれ北海道移住を選択せざるを得なかった岩出山伊達家主従の苦悩に始まり、明治初期のめまぐるしい制度の移り変わり、そして相次ぐ自然災害からの復興と戦時体制に向かう状況を「第一編 近代」に記述しました。続く「第二編 現代」では、戦後の復興から昭和29年の1町3村の合併による岩出山町の誕生、そして高度経済成長期と軌を一にした農村の近代化、社会生活の変化の様子、平成18年3月の大崎市合併までを記述しました。

岩出山町史「民俗生活編」

古くから受け継がれてきた岩出山の暮らしの伝統や人々の知恵をまとめました。子どもの遊び・祭り・講などの懐かしい岩出山の姿に出会うことができます。

文書資料第1集「岩出山大観」

岩出山で蚕種製造業を営み郷土史家でもあった櫻井順藏が、岩出山についての歴史、産業、名所旧跡などをまとめ明治44年に刊行した「岩出山大観」を復刻。

文書資料第2集「岩出山沿革誌・岩出山藩制」

櫻井順藏の未刊原稿から、江戸時代の岩出山伊達家の政治、制度や郡村の様子が記述された資料を収録。

文書資料第3集「皇国地誌」

皇国地誌のうち、玉造郡地誌から岩出山分を抜粋して活字化しました。明治初期の各村の様子を知ることができます。

文書資料第4集「岩出山伊達家文書(一)」

岩出山伊達家誕生400年記念。伊達家文書全四集のうち(一)は、岩出山伊達家の家政や財政を取り上げました。

文書資料第5集「岩出山伊達家文書(二)」

延宝の留帳や藩主からの書状、満願寺の絵図と由緒などのほか、寛文事件の当事者伊達宗勝・原田甲斐・伊達安芸と岩出山伊達家とのやりとりの書状など、主に藩政に関わる史料を収録。

文書資料第6集「岩出山伊達家文書(三)」

藩の政治やロシアなどの外国に対して仙台藩の御一門はどのように関わっていたのか、また藩主名代としての勤めぶりなど、(二)に続く藩政の史料と、親戚である石川家の御家騒動に関わる史料を収録。

文書資料第7集「当別伊達家文書岩出山伊達家関連文書」

北海道当別町に残る伊達氏の「系譜」「家譜」などの史料を中心に、仙台市博物館に保管されている岩出山伊達家文書を収録。

文書資料第8集「岩出山伊達家中のくらし(一)」

武家の生活はどのようなものであったのか。岩出山伊達家の家中であった落合家、高橋家、岩渕家の史料から、日常の家政運営の様子や、初代宗泰以来の岩出山伊達家の知行地の変遷、家中の総覧などの史料を収録。

文書資料第9集「町のくらし(一)」

町場に住む町人のくらしの一部として、宮本御酒屋・宮本屋分家の二つの酒造関係などの史料を収録。酒造業を中心に、家の記録や本陣としての記録も含めて、岩出山の商人の一例を知ることができます。

文書資料第10集「村のくらし(一)」

下野目村の肝入、玉造郡の大肝入を勤めていた千葉家の文書から「検地帳」や「高人数改帳」などの資料を収録。村の政治のしくみや農民の生活の様子がうかがえます。

文書資料第11集「村のくらし(二)」

村役人選任に関する史料、下野目村御林の境塚や栗原郡宮沢村との郡境境塚の絵図などや、下野目村独特の史料として仙台城下の大崎八幡宮流鏑馬(やぶさめ)神事に係る流鏑馬射手の記録を収録。

文書資料第12集「在郷武士のくらし(一)」

仙台藩の家臣であり上野目村に居住した須江家の記録から、在郷武士の生活に関する資料を紹介。須江家は、在郷居住の武家ですが、知行地より離れた土地に住み、歴代当主が兵学や砲術、天文学など多方面に関心を持って多岐にわたる記録を残し、また瀬戸物(上野目焼)を生産するなど、在郷武士としては例外的存在でもありました。本集では、須江家の家や知行、焼き物などに関する資料を収録。

文書資料第13集「村のくらし(三)」

年貢や賦役といった村の租税、馬産・稲作・林業などの産業、治安や仙台藩独自の制度である買米制に関するものの資料を収録。

文書資料第14集「村のくらし(四)」

村方での飢饉や災害への対応や水利・普請に関わる資料、交通関係として加人馬の出役や藩主の巡視や川渡入湯の際の負担などの資料を千葉家文書から主なものを収録。

資料集第1集「岩出山の年中行事」

戦前の岩出山の暮らしを覚えている方々に、各地区の年中行事を聞き取りでまとめました。

資料集第2集「岩出山の板碑(一)」

池月の自口板碑群を初めて学術調査。南朝・北朝の年号が入り混じった板碑(供養碑)や、地元産の池月石製の未製品に秘められた中世史の謎を追求しました。

資料集第3集「天文暦学者名取春仲と門人たち」

「安倍家天文道補佐役」として天文道の普及に力を尽くした名取春仲とその門人たちは、坤與万国全図・天球儀・地球儀・たくさんの天文書や神道書を残しました。これらの遺品の分析を通して学問の実態に迫ります。

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