『旧品井沼周辺ため池群のゼニタナゴ生息地』が大崎市指定文化財に指定されました

「旧品井沼周辺ため池群のゼニタナゴ生息地」が新しく天然記念物に指定されました。また、大崎市指定天然記念物「シナイモツゴ」の指定名称が変更され、生息地も追加指定されました。

1 新しい大崎市指定文化財

概要
指定名称	旧品井沼周辺ため池群のゼニタナゴ生息地
指定種別	記念物（天然記念物）
指定年月日	令和7年9月8日
所在地	大崎市鹿島台
概要	品井沼では明治時代から魚類を採捕し、一部を品井沼の水源であったため池群へ放流して冬季の食糧としていました。干拓による品井沼の消滅後も長期にわたり環境が保全され、品井沼由来の魚類が里山のため池に生息し続けていました。平成5年に旧品井沼ため池の一つでゼニタナゴが発見されました。ゼニタナゴは関東以北に生息するコイ科の日本固有魚種です。外来種のオオクチバスなどの食害の影響等により激減しており、環境省レッドリストの絶滅危惧（CR）に分類されています。さらに「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」に基づく特定第一種国内希少野生動物種に指定され、保護の必要性が認められています。ゼニタナゴの生息地が減少している中で、旧品井沼ため池群は数少ない生息地で大変貴重です。

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