鳴子小学校4年生ボッチャ体験教室(令和4年5月26日)

更新日:2022年05月31日

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4年生8名が福祉学習の一環として、障がい者スポーツの「ボッチャ」を体験

事業の様子

鳴子小学校で昨年度に続いて「ボッチャ体験教室」を開催しました。今年度は4年生が「総合的な学習の時間」のテーマとなっている福祉に関する体験学習として「ボッチャ」の学習をしました。障がい者の方の理解を深めるために、学校では福祉協議会より実際に車椅子をお借りしました。そして、児童全員が車椅子に座って投球する「キャップハンディ体験」をとおして、障がいのある方の気持ちに寄り添うことができました。

車椅子に乗るのは、全員が初めてとのことでした。周りのサポートがないとうまく動くことができないため、それぞれのチームごとに自然と助け合う姿が見られました。どこをどのように補助してあげたらよいのか、自分たちで考えながら取り組んでいました。世の中には、人のお世話を必要とする人がいることや、人にお世話してもらうととても助かったり、うれしい気持ちになったりすることにも気付くことができたことは、今日の学習の大きな収穫です。

私たちは非日常的なことを体験することで、普段は気付くことのない日常のありがたさに気付きます。初めて車椅子に乗った体験はとても印象的だったようです。授業後の感想に、「障がいのある人がいたら、親切にしてあげたい」という児童の発表がありました。児童たちには、これからも様々な体験をとおして思いやりの気持ちを養い、「共生社会」の大切さを意識してもらえばと思います。

鳴子小学校の体育館には、昨年度の「ボッチャ体験教室」で設営した「ボッチャコート」が常設されていて、体験教室で学んだことを生かしながら活用しているとのことでした。今回は福祉を中心とした「ボッチャ」の学習でしたが、学習のねらいに応じて様々な学習方法があります。場合によっては、自分たちでルールややり方を工夫し、オリジナルな楽しみ方もぜひ工夫してみてください。

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体育館にはボッチャコートが常設

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ルールや作戦の立て方について学習

事業の概要

日時

令和4年5月26日(木曜日)午前10時50分開会

会場

大崎市立鳴子小学校体育館

参加者

鳴子小学校4年生(8名)、大崎市スポーツ推進委員(2名)、教職員(3名)、計13名

日程

10時50分~11時35分(3校時)

「ボッチャ」の説明と学習の目的

ルールや得点方法の理解

準備運動を兼ねた投球練習

4エンド制の試合(1、2エンドは「立位」、3、4エンドは「座位」から投球)

学習の振り返りと感想発表

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簡単に思えた「ボッチャ」の難しさを実感

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車椅子を使って「キャップハンディ体験」

「ナイスショット!」、誰もがヒーローに!

「ボッチャ」は誰にでもすぐにできて、みんなで楽しくプレーすることができます。双方のチームで合計13球のボールを投げ合う簡単なスポーツですから、小さい子どもから高齢者、障がい者から健常者まで誰もが参加できます。それぞれどんな投球をするか考えながら投球しますが、正直うまくいかないことの方が多いです。そんな中で、偶然うまれる「ナイスショット」で試合は大いに盛り上がります。

スポーツは本来楽しむべきものなのですが、中にはその特性によって「できる」・「できない」がはっきりしているために、ともすれば運動が苦手な子どもにとっては苦痛になる場合もあります。「ボッチャ」は誰もがヒーローになるチャンスがあり、運動が得意でない子どもにとっても親しみやすいスポーツです。指導者にとっては、運動が苦手な子どもの意識を変えるチャンスにもなります。「ナイスショット」をして、自然にこぼれる笑顔を見るのが私たちの楽しみでもあります。

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