古川北小学校ボッチャ体験教室(令和3年11月18日)
4年生が「福祉に関する学習」の一環として実施
事業の様子
古川北小学校は富永小学校、清滝小学校、宮沢小学校、長岡小学校の4校が統合して新しくできた学校です。新しい学校の歴史や伝統を築こうと先生方と児童が力を合わせてがんばっています。私たちがお邪魔したときは、体育館で間近に迫った「北小太鼓」の発表会に向けて、児童が縦割り班で一生懸命練習をしている最中でした。
そんな児童を応援するかのように古川北小学区のスポーツ推進委員も多数指導にあたり、3つのコートを使って学習することができました。4年生は、福祉教育の一環として高齢者施設等を訪問する予定でしたが、コロナ禍のためそれができなくなり、障がい者スポーツであるボッチャをとおして学習することにしたそうです。障がい者の目線に立ち、「キャップハンディ体験」を取り入れたボッチャをすることで、「共生社会」の大切さも理解できたのではないかと思います。
スポーツ推進委員も研修に励み準備万端
初めて体験するボッチャに興奮ぎみ
事業の概要
日時
令和3年11月18日(木曜日)午前9時35分開会
会場
大崎市立古川北小学校体育館
参加者
古川北小学校4年1組(30名)、2組(31名)、計61名
日程
9時35分から10時20分:2校時(4年1組)
10時40分から11時25分:3校時(4年2組)
障がい者スポーツとしてのボッチャの紹介と理解
東京パラリンピック日本代表選手の活躍の様子
「キャップハンディ体験」を通した「共生社会」の理解
3つのコートを使ったゲーム形式でのボッチャ体験
ねらいを定めていざ投球開始
エンドが終了、勝ったのはどっち?
誰もがヒーローになれる!
これまでの事業の中で、ボッチャの教育効果の一つとして「誰もがヒーローになるチャンスがある」という場面をたくさん見てきました。運動が苦手な子どもはグループの中でもつい消極的になりがちです。そんな子どもがナイスショットをすると、生き生きとした笑顔になります。そんな時は私たち指導者も、大げさにほめて名前を確認します。偶然であったとしても、その子どもにとっては達成感や満足感を味わうことができます。
運動は種目の特性によっては、「できる」・「できない」がはっきりしており、運動が嫌いだったり、苦手な子どもにとっては苦痛の時間にもなりかねません。ボッチャの学習では、そんな子どもたちにうまくアプローチすることが可能です。単にボールを目標(ジャックボール)に近づけるだけの簡単なルールですから誰でも気軽に参加することができます。
特に、学校の教育活動では「ねらいの設定の仕方」によって様々な授業の組立ができます。私たちは運動が苦手そうな子どもを見つけると、ヒーローになれるように意図的にはたらきかけるようにしています。まさにボッチャは「誰もがヒーローになれる」種目です。
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更新日:2021年12月06日