大貫小学校ボッチャ体験教室(令和4年1月17日)(1)
1年生と6年生が縦割り合同チームでボッチャを体験
事業の様子
大貫小学校からは、「全校児童87名全員にボッチャを体験させたい。」という要望がありました。これまで、人数の少ない学校では異学年合同で実施した例はありますが、全校児童での実施となると初めてです。感染症対策をふまえながら、どのような形で実施したらよいか学校ともいろいろと相談しました。そこで、十分な学習時間を確保して児童が協力し合いながら学習できるように、2つの学年ごとに縦割り合同で実施することにしました。
学年の組合せは、1、6年生・2、5年生・3、4年生としました。それぞれ上級生と下級生の混合で6つのチームを編成しました。1回目である今回は、1年生と6年生の組合せによる学習です。1年生の児童にとっては、6年生は大人と変わりません。6年生は最上級生として下級生のお世話をする立場です。「ボッチャ体験教室」をとおして、事業の目的に加えて好ましい上下関係についても、児童は自然と学習していたように感じられました。
6年生の児童がいろいろと面倒をみたり、教えてあげたおかげで、1年生も活躍することができました。パイプ椅子を使った「座位」からの「キャップハンディ体験」では、足が床に着かなくて投球しづらい様子でしたが、その分、1年生なりに障がい者理解も深まったようです。上級生から励まされたり、褒められたりすることでみんな大はしゃぎでした。1年生だけで学習するよりもずっと盛り上がったようです。
逆に6年生にとっては、1年生のお世話をしながらの学習で何かとたいへんだったと思います。同学年で編成するチームとは違って、やりづらい面もあったかもしれませんが、その分1年生は改めて6年生の存在の大きさに気付いたのではないでしょうか。最後の試合となる決勝戦はみんなで応援し合いました。新たな形での「ボッチャ体験教室」を私たちも楽しむことができました。
6年生がリーダーシップを発揮
1年生も6年生と同じプログラムで学習
事業の概要
日時
令和4年1月17日(月曜日)午前9時30分開会
会場
大崎市立大貫小学校体育館
参加者
大貫小学校1年生(14名)、6年生(22名)、合計36名
日程
9時30分から11時05分(2校時~3校時)
ボッチャの特性やルールについての理解
投球練習(準備運動を兼ねて)
3つのコートを使った交流試合
「立位」と「座位」からの投球
予選リーグと決勝トーナメント
学習の振り返りと感想発表
3つのコートに分かれて学習
決勝戦をみんなで見学
「ウイン・ウインの関係」を大切にした事業
初めて全校児童を対象とした「ボッチャ体験教室」に、大崎市スポーツ推進委員協議会からもたくさんの応援をもらっています。大貫小学校の地元の田尻支部をはじめとして、複数の支部からスポーツ推進委員が出動して児童の指導にあたることになっています。学校の先生方以外の地域の大人の方々と触れ合うことは、子どもたちにとって貴重な体験です。コロナ禍の中、地域での活動が思うように進まないスポーツ推進委員にとっても、市民のために活躍する場となっています。
冬場の事業ということで、学校の体育館はかなり冷えますが、学校では体育館を温めて事業に携わる私たちを迎えてくれます。本当にありがたく感じます。より良い事業づくりのためには、事業を実施する側、参加する側の双方にとってメリットのある「ウイン・ウインの関係」を築くことが大切です。出動されたスポーツ推進委員にとっては、参加した子どもたちの「楽しかった」という感想が大きな励みと喜びになっています。
コロナ禍の広がりや厳しい寒さで、なかなかポジティブになれない日々ですが、「ボッチャ体験教室」をとおして少しでも市民のみなさんが楽しい気持ちになれればと思います。
この記事に関するお問い合わせ先
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更新日:2022年01月19日