大貫小学校ボッチャ体験教室(令和4年1月19日)(2)
2年生と5年生が縦割り混合チームを編成してボッチャ体験
事業の様子
大貫小学校2日目の「ボッチャ体験教室」は、2年生と5年生の組合せによる学習です。全部で6つのチームを編成し、まず最初にボッチャについての説明やルール、試合の仕方について勉強します。そして、実際にコートを使ってお話されたことをやってみます。最初の実技となる準備運動を兼ねた投球練習では、投球の強さやコントロールを意識しながら自分に合った投球の方法を見つけます。
投球は目標となるジャックボールに近づけることが基本ですが、実際にやってみるとなかなかうまくいきません。投げようとするイメージをもってもうまく投球することができないことから、子どもたちは簡単だと思っていた「ボッチャ」が実は意外と難しいということに気付きます。それと同時に「ボッチャ」という競技の奥深さやおもしろさにも気付き、試合に向けての興味・関心も高まってきます。
実際に自分たちが体験してみることで、投げようとするイメージ通りに投球することができるパラリンピックの選手のすごさを実感します。そして、ハンディを抱えながらもそれを克服するために一生懸命努力する選手のお話から、障がい者への理解を深めさせると同時に、自分に置き換えて少しでもがんばろうとする前向きな気持ちをもたせたいと思っています。
投球練習を兼ねて準備運動
勝敗の決め方や得点の数え方を理解
事業の概要
日時
令和4年1月19日(水曜日)午前9時15分開会
会場
大崎市立大貫小学校体育館
参加者
大貫小学校2年生(16名)、5年生(11名)、合計27名
日程
9時15分から10時50分(2校時~3校時)
ボッチャの特性やルールについての理解
投球練習(準備運動を兼ねて)
3つのコートを使った交流試合
「立位」と「座位」からの投球
予選リーグと決勝トーナメント
学習の振り返りと感想発表
ジャックボールの位置も作戦の一つ
大接戦!勝ったのはどっち?
異年齢集団(縦割り活動)の意図的な仕掛け
学校の教育活動では、様々な場面で異年齢による縦割り活動が行われています。今回の事業をとおして、低学年の児童が高学年の児童といっしょになって学習することで、「学びの拡がり」を実感しました。人数の少ない学校では異学年による複式学級もありますが、ほとんどの学校では同学年での学習が当たり前です。大貫小学校での事業では、高学年が進んで低学年のお世話をし、低学年は高学年の言うことをよく聞いてがんばろうとする姿がとても印象的でした。
学年の上下関係は、発達段階とともに「先輩・後輩」という縦割りの人間関係へと発展していきます。社会生活を送る上で、好ましい上下関係の構築は非常に大切なことです。子どもたちにとっての「学び」はすべてがよりよい大人になるためのもと言っても過言ではありません。低学年の児童にとっては、上級生といっしょにボッチャの勉強をしたということは生涯の思い出となることでしょう。
学校の実態にもよりますが、同学年同士での学びに加えて、異年齢集団(縦割り活動)でボッチャに取り組むこともおもしろいのではないでしょうか。
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更新日:2022年01月21日