鳴子小ボッチャ体験教室(令和3年9月1日)

更新日:2021年09月06日

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ゲーム中心の体験学習で大盛り上がり

事業の様子

鳴子小学校では、「パラリンピック」への関心を高めることを目的としたオリパラムーブメント全国展開事業の一環として、先日「ボッチャ体験学習会」を実施しました。今回の学習は、その事業での学習を生かし、友達と協力し合いながら障がい者スポーツである「ボッチャ」をより楽しむと同時に、「共生社会」の大切さを考えることを目的に開催されました。

現在は、県内にも「緊急事態宣言」が発出されており、コロナの蔓延防止に向けた様々な制限や自粛が求められています。鳴子小学校では、「自分の命は自分で守る」という自律の力を育み、感染症対策を子どもたちに強く意識させながら教育活動を推進しています。子どもたちの学習態度にその姿勢が十分に感じられ、とても感心させられました。

授業では、「ボッチャ」で一番楽しい対抗戦(試合形式のゲーム)を中心に行いました。学年ごとにそれぞれ3チームを作り、チームで戦術や作戦を立てながら特別ルールで対戦しました。ジャックボール(目標球)の位置、投球姿勢や投球方法といった課題をエンドごとに設定し、4エンド制で得点を競い合いました。

ゲームでは、1エンドの中でそれぞれ6球ずつのボールを投げ合いますが、3つの投球のねらい(アプローチ、ヒット、プッシュ)や点差をふまえた戦術を考えることにより、「ボッチャ」の奥深さを知ることができました。実際はねらい通りの投球はできないことの方が多いのですが、ねらい通りに「ナイスショット」の投球ができたときは、より楽しさを味わうことができました。また、「ボッチャ」を体験することで、障がいをものともしないパラアスリートの凄さも実感することができました。

 

 

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スポーツ推進委員が審判

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投球の仕方を工夫

事業の概要

日時

令和3年9月1日(水曜日)午前9時45分から2校時、3校時

会場

大崎市立鳴子小学校体育館

参加者

鳴子小学校4年生(7名)、5年生(8名)

日程

9時45分から10時25分:2校時(4年生)

10時50分から11時35分:3校時(5年生)

ボッチャの説明(確認)と学習のねらい

ゲーム(試合形式の対抗戦)

成績発表

学習の振り返りと感想発表

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状況や戦術を考えての投球

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勝ったのはどっち?勝敗のゆくえは

様々なボッチャの楽しみ方(レクリエーションボッチャ)

現在「東京パラリンピック」が開催されており、障がいの種別によって個人戦から団体戦まで「ボッチャ」は全部で7種目の競技が行われています。ご存知のように、「ボッチャ」は重度の脳性マヒや四肢重度機能障がい者のために考案されたスポーツです。日本からも10名の代表選手が連日奮闘しています。テレビでも放映されていますが、正確なコントロールや微妙な力の加減から生み出されるスーパーショットは、「すごい!」の一言につきます。

「レクリエーションボッチャ」とは、ボッチャ競技のルールをアレンジすることにより、子どもから高齢者、健常者も障がいをもった人もいっしょに楽しむことができるように工夫されたスポーツです。本事業においても、この考えを取り入れながら対象となる子どもたちの実態に応じて、特別ルールを考えながら楽しめるような企画をして実施しています。

本課ではコロナ禍でも楽しめるように、「テーブルボッチャ」というレクリエーションボッチャを考えました。ペットボトルのキャップを利用して、室内(机上や床等)でゲーム感覚で行えるものです。自分たちで工夫することで様々な遊び方ができます。本事業でお邪魔した学校には、その紹介を兼ねてプレゼントしています。「ボッチャ」体験教室をとおして、自分たちでルール作りをして楽しむということも学んでほしいと思います。

 

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