鹿島台小ボッチャ体験教室(3)(令和3年7月16日)

更新日:2021年07月19日

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「ボッチャ」の学習に興味津々の6年生

事業の様子

鹿島台小学校での体験教室最終日3日目は6年生82名でした。どのクラスも授業開始時刻のかなり前に体育館に集合するなど、「ボッチャ」に対する学習意欲の高さとやる気が伝わってきました。最上級生だけあって真剣な学習態度や対抗ゲームの中で見られた緊迫した手に汗握るゲーム展開に私たち指導者も驚かされました。今回も鹿島台地区のスポーツ推進委員の2名に協力いただきました。

相手のボールを減らす(持ち球の6球を連続して投げさせる)のが試合に勝つためのコツです。これまでの学年の試合では、一方的な展開も見られました。しかし、6年生の試合では赤・青交互に投球し合うゲームが多く、最後の投球で勝敗が決まるという熱戦が数多くありました。「ボッチャ」のルールや特徴を理解し、いろいろと戦術を考えグループで協力して取り組んだ成果ではないかと思います。

今週からはいよいよ「東京オリンピック」が開幕し、続いて「東京パラリンピック」が始まります。大崎市では8月15日(日曜日)に鹿島台中央球場を会場に、「採火式」のイベントを開催する予定です。鹿島台小学校の児童が参加し、採火イベントの一つとして「ボッチャ」の体験教室も行います。今回の学習を生かして、障がい者スポーツに対する理解を深めるとともに、ぜひ「東京パラリンピック」の応援もしてほしいと思います。

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ゲームの進め方もすぐに理解

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ウォーミングアップの投球練習

事業の概要

日時

令和3年7月16日(金曜日)午前9時30分から2校時、3校時、4校時

会場

大崎市立鹿島台小学校体育館

参加者

鹿島台小学校6年生1組(27名)、2組(28名)、3組(27名)

日程

9時30分から2校時(6年1組)、3校時(6年2組)、4校時(6年3組)

障がい者スポーツとしての「ボッチャ」の特性

「キャップハンディ体験」を通した「共生社会」の理解

グループで協力して得られる達成感や満足感

3つのコートを使ったゲーム形式での対抗戦

学習の振り返りと感想発表

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「ミラクルショット」に思わずガッツポーズ!

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勝ったのはどっち?

パラリンピック代表選手のすごさ

日本のボッチャチーム(脳性まひ)は、三度目の出場となる前回のリオ2016パラリンピックで惜しくも世界ランキング1位のタイに決勝で敗れましたが、念願のメダル(銀メダル)を獲得しました。東京パラリンピックにも出場する杉村英孝選手は、当時「うれしい。重みを感じる。日本のボッチャ界にとって大きな一歩になる」とコメントしています。

杉村選手は握力が弱くボールを強く握ることができないため、ボールの持ち方や投げ方にも独自の工夫を凝らしています。「ボッチャ」の正式な競技会では、選手はルールで定められた範囲内で6個のマイボールを使います。杉村選手も試合では硬さや柔らかさ、転がりやすさや転がりにくさなどのあるオリジナルマイボールを準備し、戦術によって使い分けながら投球するそうです。

杉村選手は、「ボッチャには寄せる、押す、弾く、乗せるなどの技があります。6球のボールを使って、いかにしてゲームを組み立てていくか、その配球に注目してほしい。」と話しています。数ミリ単位でボールをコントロールする技術には本当に驚かされます。日々の練習や努力はもちろんですが、障がい者スポーツアスリートとしてのすごさを感じます。東京パラリンピックでの活躍を大いに期待し、応援したいと思います。

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