古川西中学校区小・中学校特別支援学級合同学習「ボッチャ交流会」(令和3年9月28日)

更新日:2021年09月30日

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古川西中学校区の小中学生とその保護者が参加

事業の様子

古川西中学校区の3校で特別支援学級に在籍する児童・生徒の合同学習会が、「乗り物に乗って~ボッチャ交流会~」と題して学校から宮沢地区公民館に場所を移して行われました。学習活動をとおして他校の児童・生徒と交流し、より良く生活していくことを目的に毎年実施されている行事で、本年度は志田小学校が担当校として準備を進めてきました。当日は天候にも恵まれ、参加者は「ボッチャ体験」で交流した後、「古代の里公園」にバスで移動して昼食を摂り、秋の一日を満喫しました。

昨年度はコロナ禍のために実施されず、2年ぶりの開催となる今回は東京パラリンピック種目の「ボッチャ」に挑戦しました。先日、志田小学校で開催された「ボッチャ体験教室」に参加した児童もおり、初めて「ボッチャ」を体験する他校の参加者にいろいろと教えてあげていました。集まった参加者は、4つのチームに分かれて「ボッチャ」についてのお話を聞いた後、リーグ戦形式の総当たり戦で「ボッチャ」の試合を楽しみました。

今回の事業では、引率の先生方がそれぞれ役割分担をして運営に携わりました。志田小学校では、「ボッチャ体験教室」に参加した先生方が児童といっしょになって研修し、直接児童・生徒の指導にあたれるよう準備しました。学校の先生方に「ボッチャ」を一つの教材として活用してもらうことも本事業の大きなねらいの一つです。先生方は児童生徒の興味・関心をうまく引き出しながら、ゲームを進めていました。

最初は、子どもたちの活動の様子を見守りながら応援に回っていた保護者のみなさんにもチームに加わっていただき、親子で「ボッチャ」を楽しむ場面もありました。中学生がすばらしい投球で小学生をあっと言わせたり、小学生チームが中学生チームに逆転勝ちしたりなど試合は大いに盛り上がりました。本事業がきっかけとなり、「ボッチャ」を通した異学年交流や教育活動の広がりが見られたことをとてもうれしく思います。

 

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お話を聞いて、自分の意見や考えを発表

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小中学生が「ボッチャ」を通して交流

事業の概要

日時

令和3年9月28日(水曜日)午前10時30分開会

会場

大崎市古川宮沢地区公民館

参加者

35名(志田小学校4名、東大崎小学校1名、古川西中学校7名、保護者・教職員等23名)

日程

10時10分はじめの会

10時30分ボッチャ体験会

-「ボッチャ」をとおした交流活動-

12時10分おわりの会

ボッチャ体験終了後は、会場を移動して昼食会

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中学生がリーダーシップを発揮

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不自由な姿勢からの投球を体験

「目的」と「手段」を意識した取組を!

障がい者スポーツとして生まれた「ボッチャ」ですが、これまでの事業をとおして子どもから大人、障がい者や健常者など誰もが楽しむことができる種目であることを実感しています。そして、様々な活用の仕方ができることも「ボッチャ」の大きな魅力だと感じます。事業に参加した児童・生徒から「楽しかった」「もっとやりたい」という声を聞いたり、生涯学習課に感想文を寄せてくれることは、大きな喜びであり励みにもなります。

事業を推進していくにあたって常に意識していることは、「目的」と「手段」を混同してはいけないということです。私たちが「目的」とするのは、大崎市スポーツ推進計画で示しているように市民が、『スポーツをとおした健康づくりによって元気になり、スポーツをとおしたコミュニケーションを図ることによって笑顔が生まれ、スポーツとの関わりの中から感動をおぼえる』ということを実践していくことです。「ボッチャ」をすることだけが目的ではありません。

「ボッチャ」を推進していくことは、その目的を具現化していくための「手段」です。今後も「ボッチャ」を一つの手段として、市民のみなさんに『元気・笑顔・感動』をお届けしていきたいと思います。

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