古川黎明中学校ボッチャ体験教室(令和3年10月28日)
大崎市福祉協議会と協力しての体験学習
事業の様子
古川黎明中学校1年生では、「ボッチャ」を通した福祉に関する体験学習を生涯学習課と大崎市社会福祉協議会が連携・協力して行いました。
「キャップハンディ体験」のために、福祉協議会から車椅子や高齢者疑似体験用の「重りバンド」や「肘サポーター」を準備してもらいました。生徒たちはそれらの物品を活用しながら、生涯学習課の社会教育指導員や大崎市スポーツ推進委員の指導を受け、障がい者の目線に立った学習を行うことができました。車椅子を実際に利用することはこれまでの事業ではありませんでした。生徒一人ひとりが実体験することで、ねらいに迫る学習ができました。
授業後の生徒の感想発表の中で、障がいを抱える家族といっしょに生活している生徒の発表がありました。その生徒は、「今日の体験学習をとおして、障がいは一つの個性であり、これからも家族みんなで協力し合って生活していきたいと強く思った。」という発表をしてくれました。生徒たちが「ボッチャ」を楽しみながらも真剣に学び、自分のこととしてしっかり受け止めていることに本当に感心しました。
福祉協議会との連携・協力しながら実施した今回の事業でしたが、「新たな学びの場」を構築することができたように思います。「ボッチャ」をとおした学びの広がりを実感することができました。今後も福祉や健康の分野をはじめ、関係機関とも連携・協力しながら、「ボッチャ」の普及・啓発を図っていきたいと思います。
投球練習でウォーミングアップ
「アプローチ・ヒット・プッシュ」を意識
事業の概要
日時
令和3年10月28日(木曜日)午前9時開会
会場
古川黎明中・高等学校体育館
参加者
古川黎明中学校1年生(104名)、先生方(5名)、大崎市福祉協議会職員(2名)
日程
9時から9時50分(1年A組)、10時から10時50分(1年B組)、11時から11時50分(1年C組)
障がい者スポーツとしてのボッチャについての理解
投球練習(準備運動を兼ねて)
ゲームの仕方とルールについての理解
4つのコートを使ったゲーム形式での対抗戦
「キャップハンディ体験」(実際の車椅子を使って)
学習の振り返りと感想発表
車椅子を活用した「キャップハンディ体験」
障がい者の目線に立った学習
コロナ禍の中でのスポーツ推進
宮城県では「リバウンド防止徹底期間」(10月1日~10月30日)が解除されました。それに伴い日々の感染症対策に気を配りながらも、これまで制限や自粛されていたことが少しずつ緩和しはじめてきています。それに伴い「ボッチャ体験教室」もここにきて、開催回数が多くなってきました。11月は9教室を実施する予定です。
大崎市には各地域ごとに全部で77名のスポーツ推進委員が配置されています。市全体での行事や活動をはじめ、それぞれの地域ごとに市民の体力づくりや健康づくり、そして、生涯スポーツの推進に尽力しています。ただ、これまではコロナ禍のために計画していた事業やイベントは中止になることが多く、スポーツ推進委員の活躍する場面も限られていました。
本事業の推進にあたっては、社会教育指導員に加えスポーツ推進委員も指導にあたっています。地域に関係なく大崎市全体として、「ボッチャ」の普及・啓発のために児童生徒の指導にあたっています。感染症対策のため、学級単位など教室のコマ数がどうしても多くなるため、多数の指導者の確保が必要になります。まだまだ続くコロナ禍の中での活動ですが、指導体制を工夫しながら、今できることを、できる範囲で精一杯進めていきたいと思います。
この記事に関するお問い合わせ先
生涯学習課
〒989-6188
大崎市古川七日町1-1 市役所本庁舎3階
電話番号:0229-23-2213
ファクス:0229-23-1011
メールフォームによるお問い合わせ
更新日:2021年11月02日