RSウイルス感染症について

更新日:2024年09月19日

RSウイルス感染症は、近年は夏から増加傾向となり秋にピークがみられていました。一方、2021年以降は春から初夏に継続した増加がみられ、夏にピークとなっています。

感染を予防するため、せっけんと流水による手洗いの徹底などを心掛けましょう。

RSウイルス感染症とは?

RSウイルス感染症は、RSウイルスの感染による呼吸器の感染症です。RSウイルスは日本を含め世界中に分布しています。何度も感染と発病を繰り返しますが、生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100パーセントの子どもが少なくとも1度は感染するとされています。

感染症によって重症化するリスクの高い基礎疾患を有する小児や生後6カ月以内の乳児への感染には特に注意が必要です。また、慢性呼吸器疾患などの基礎疾患を有する高齢者も感染には特に注意が必要です。

症状:発熱、鼻汁、せきなどの風邪様の症状が数日続き、多くは軽症で回復しますが、重症化した場合は、細気管支炎、肺炎などを起こします。RSウイルスの初回感染時には、より重症化しやすいと言われています。特に生後6カ月以内にRSウイルスに感染した場合には、細気管支炎、肺炎など重症化する場合があります。

潜伏期間:2~8日

感染経路:飛沫(ひまつ)感染(せきやくしゃみなどによって感染します。)

接触感染(直接接触や汚染されたドアノブなどを介して間接的に接触することで感染します。)

治療:特効薬はありません。治療は基本的には対症療法(酸素投与、点滴、呼吸管理など症状を和らげる治療)を行います。

症状があるときは?

乳幼児は機嫌がよく、つらそうでなければ、慌てずに様子を見たり、かかりつけ医に相談してください。ただし、呼吸が苦しそう、食事や水分摂取ができない時は、医療機関を受診してください。基礎疾患を有する高齢者などは、症状が改善しない場合は、かかりつけ医に相談してください。

予防方法

  • 接触感染対策として、子どもたちが日常的に触れるおもちゃ、手すりなどは小まめにアルコールや塩素系の消毒剤などで消毒し、せっけんと流水による手洗いやアルコール製剤のよる手指消毒を徹底しまししょう。
  • 飛沫感染対策としては、鼻汁、せきなどの呼吸器症状がある場合は、マスクが着用年齢の子どもや大人はマスクを使用することが大切です。

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