市長コラム平成31年1月


大崎市長 伊藤康志
新年のあいさつ 宝の都(くに)・大崎 東北新時代への挑戦
あけましておめでとうございます。
皆さまには、ご家族おそろいで、お健やかに初春をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。
今年は、新天皇即位に伴い、新しい元号の時代がはじまります。
元号は、中国が発祥で、吉兆となる漢字の組み合わせによって年を表すようになったことに始まり、日本も中国文化を取り入れたものから始まりました。
初めての元号は、飛鳥時代の「大化」から始まり、我が国の歴史を脈々とつないできました。
現在の元号「平成」は、「内平らかに、天と成る」との願いが込められています。この願いを新たな時代へとつなぎ、穏やかで心豊かに、さらなる発展の時代となることを心より願い、新たな元号を迎えたいと思います。
昨年は、世界農業遺産の認定という世界からの大きな評価をいただきました。先人たちの知恵と努力によって育まれた大崎耕土を「生きた遺産」として、次世代の子どもたちに継承していきます。
世界農業遺産の認定をあらためてのスタートと考え、農産物のブランド化や6次産業化、観光のさらなる振興に向け、東北地方で初の認定となりました本市が東北地方をけん引していく都市として、新たな高みを目指し、果敢に挑戦をしていきます。
世界から評価された本市の宝に磨きをかけ、交流人口の拡大とともに、産業のさらなる発展に取り組んでいきます。
また、本市の図書館「来楽里ホール」は来館者が50万人を超え、多くの皆さまに愛される図書館となりました。今後も学びと交流の拠点として推進していきます。
中心市街地復興まちづくり計画では、東北地方における広域交通の要衝で、県北部の発展をけん引する本市の中核として、中心市街地の整備を位置づけています。
中心市街地の将来像は、広域防災拠点、緒絶川周辺の環境形成、七日町周辺の地区形成といった「新たな拠点づくり」およびこれらの拠点をつなぐ「回遊路づくり」を展開し、その整備に努めていきます。
市民が主役 協働のまちづくり
共にはぐくむ協働のまちづくりを基本とし、地域自治組織の躍進を目指し取り組んでいきます。
市民の生活を支える行財政改革の推進を図り、効率的で効果的な行政運営を進めます。
また、市民皆さまの理解を得ながら、市役所本庁舎、鳴子総合支所、田尻総合支所庁舎建設建替事業を推進していきます。
安全・安心で交流が盛んなまちづくり
頻発する自然災害や防災対策につきましては、大崎広域消防本部の完成により、連携を強化し、防災、減災対策の充実に取り組んでいきます。
河川を含めた雨水対策も万全を期し、排水路改良整備事業などに取り組んでいきます。
円滑な道路環境の整備のため、道路網ならびに橋梁などの計画的な整備を推進していきます。
地域資源を生かした交流の推進については、姉妹都市締結20周年を迎える宇和島市との記念事業を、市民の皆さまと共に推進していきます。
地域の個性を生かし豊かな心をはぐくむまちづくり
未来を担う子どもたちの教育環境の充実については、夏の猛暑に対応するため、幼稚園ならびに小中学校のエアコンの整備を進めていきます。
また、安全、安心な給食の提供と地産地消と食育の推進に取り組み、(仮称)大崎東学校給食センター建設を推進します。
生涯にわたるスポーツ・レクリエーションの振興につきましては、三本木パークゴルフ場整備事業を推進し、幅広い世代の交流とスポーツに親しめる環境の整備に努めます。
活力あふれる産業のまちづくり
誇りある農業の振興につきましては、農業基盤整備事業などを整備するとともに、全国的に高い評価を受けた「ささ結」の強みを生かし、米の販売促進と消費拡大に努めていきます。
また、ブランド力の強化に向けて、こだわり農産物PR推進事業を推進し、農産物の6次産業化に努めていきます。
世界農業遺産アクションプランについては、地域資源を生かし、誇りある地域づくりの具体的な仕組みづくりを着実に進め、自然と共生する農業の推進を目指していきます。
訪れてみたくなる観光の振興につきましては、観光振興ビジョンに基づき、インバウンドの強化、シティープロモーション強化に努め、交流人口の拡大に努めていきます。
魅力ある地域資源の活用と産業の連携につきましては、農商工連携、6次産業化による内発型産業の創造を推進していきます。
地域で支えあい健康で元気なまちづくり
生涯を通じた健康づくりの推進に向け、いきいき百歳体操の普及活動を推進します。また、子どもから高齢者まで健康で生きがいのある生活が送れるよう、第2次大崎市健康増進計画ならびに第2次大崎市母子保健計画を推進していきます。
環境の変化に対応した子育て支援の充実につきましては、子育て支援拠点施設建設事業を推進していきます。
充実した地域医療体制の整備につきましては、新大崎市民病院改革プランに基づき、岩出山分院のリハビリテーション施設の整備、ならびに鳴子温泉分院の新病院建設の整備を進めていきます。
自然と共生し環境に配慮したまちづくり
豊かな自然環境の保全に向けた取り組みを行い、身近に触れ合える憩の場の整備につきましては、七日町再開発事業において、商業、公共、観光機能が一体的に連携し、にぎわい拠点の形成に向け、市役所周辺整備事業ならびに千手寺町周辺整備事業、(仮称)道の駅おおさき整備事業と併せて都市機能の充実に努めていきます。
快適な生活環境の保全・整備につきましては、鹿島台地域の市営住宅整備事業を推進し、良好な住環境の整備に努めていきます。
また、農林業系廃棄物の試験焼却については、その実施結果を公表し、安全で適正な管理を実施し、早期の解決に全力で取り組んでいきます。
今年の干支「亥(い)」は、古来より作物の神、山の神として神聖な動物として、時には健康の象徴として大切にされてきました。
2019年、新しい元号の時代に期待するとともに、さらなる大崎耕土の豊穣を願い市政にまい進していきます。
市民皆さまにおかれましても、本年がより良い年でありますよう心から祈念申し上げ、新年のあいさつとします。
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更新日:2021年02月26日