市長コラム令和4年8月


大崎市長 伊藤康志
青天を衝け
先日、古川商工会議所の創立70周年記念式典が盛大に開催されました。
日本に初めて商工会議所が設立されたのは、明治11年(1878年)東京商工会議所です。初代会頭は、日本資本主義の父、日本商工会議所の父と称された渋沢栄一翁です。
昨年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」は、渋沢栄一翁を主人公にしたドラマです。2024年から新一万円札の顔になります。
その渋沢栄一翁は、大崎市と浅からぬご縁があります。
1840年、現在の埼玉県深谷血洗島で農民の子として生まれ、21歳の時、江戸に出て修行したのが神田お玉ヶ池の千葉道場です。
千葉道場を開いた剣豪千葉周作は、古川荒谷で少年時代を過ごし、その後、江戸に上り北辰一刀流を開祖しました。
栄一青年は、千葉道場で青雲の志を立て、大きな世界に羽ばたきました。
また、パリ万博博覧会に幕府の一員として随行し、帰国した渋沢栄一翁を明治政府の民部大蔵省に招いたのは、当時の民部卿、大蔵卿であった宇和島藩の八代藩主伊達宗城公です。宇和島藩の初代藩主は伊達秀宗公で、秀宗は伊達政宗の長男で幼少時代を岩出山で過ごしています。
宇和島市と大崎市(岩出山)は姉妹都市でもあります。
そのようなご縁もあり、渋沢栄一翁は東北に強い関心を抱き、東北振興にもご尽力いただきました。
古川商工会議所も70年を踏み台にして、「青天を衝く」がごとく、更なる発展をされますことを期待しております。
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更新日:2022年08月01日