市長コラム令和5年11月号

更新日:2023年11月01日

てん・ち・じん
伊藤康志市長の写真

大崎市長 伊藤康志

「お米のなみだ」復活版

今夏は、統計開始以来、最も暑い、記録的な猛暑となり、9月下旬まで残暑が続きました。
その暑さに耐えかねて、亜熱帯地方が原産地のお米も、高温障害で品質低下や等級下落が多発しました。
東北地方の稲作は、かつては「やませ」による冷害との闘いの歴史でした。
しかし、今や西日本のみならず、北陸や東北地方まで「高温耐性品種」の開発に取り組んでいます。
この現象に直面して、私は15年前にNHK仙台放送局が制作・放映したドラマ「お米のなみだ」が頭をよぎりました。
ストーリーは、東アジアの記録的猛暑による大凶作に備えて東北・中山間地の青田買いを命じられた東京の商社マンと、頑固なコメ作り老人との確執。次第に地元農家との関係を築いていくという内容。
このドラマの題材は大崎で実践されている「鳴子の米プロジェクト」です。
15年前の、フィクションドラマが現実になるとは!。
しかし、安心してください!大崎のブランド米「ささ結」は、耐冷性と高温耐性の両面を備えた全天候型スーパー品種であり、今年の猛暑でも安定した品質が確保でき、真価が証明されました。
母親「ササニシキ」が今年誕生60周年を迎えました。その子どもである「ささ結」にも、新たな使命を帯びて、次なる60年に向け、お米の歴史を創り出していただきたい。
「ささ結」に期待を込めて、11月から市内飲食店で始まる「ささ結」新米フェアで、感謝を込めてご堪能ください。

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