市長コラム令和8年6月
大崎市長 中島 源陽
第2代 大崎市長 中島 源陽(市長就任のあいさつ)
4月19日に執行されました大崎市長選挙におきまして、初当選をさせていただき、大崎市の市政運営を担うこととなりました。合併20年を迎え、改めて責任の重さを痛感しております。
20年前、当時の個性豊かな1市6町がさらなる発展を目指して合併し、「大崎市」が誕生しました。以来、さまざまな取り組みを重ねてきたことにより、大崎市民憲章の一節にある「私たちはここに生きる大崎市民です」という思いが醸成され、一つの市としての土台が築かれてきたものと思います。
一方、社会全体においては、人口減少と少子高齢化という大きな波の中にあり、自然環境においても東日本大震災や複数年に及ぶ豪雨災害の発生など、大崎市もさまざまな課題や困難を正面から受ける中で懸命に歩みを進めてきました。共に歩みを進めていただいた多くの市民の皆さまや大崎市を応援していただいた多くの方々に心からの感謝をしたいと思います。
6期23年における宮城県議会議員としての活動と今回の選挙活動を通じて、大崎市の中にはたくさんの「宝の種」があることを改めて実感しました。また、地域ごとに開催してきた懇談会やさまざまな場所での出会いを通じて、市民の皆さま一人一人のふるさとへの愛と未来への期待を強く感じてきました。これからのまちづくりはいくつもの課題に同時に立ち向かい、いくつもの夢を追う時代であり、その主役は私たち市民一人一人であります。そうした考え方の下に、「未来につなげる大崎を」のテーマの後に、「みんなで育てていきましょう!」という思いを込めています。
私は、未来につなげる大崎をみんなで育てていくに当たり、「人を育てる」「産業を育てる」「安心を育てる」の3つの柱を掲げています。大崎市を愛する心を育て、大崎市を主体的に選ぶという意思を育て、それぞれの地域や大崎市を担うという意欲を育てていくことは、未来につなげる大崎の土台になるものと考え、「人を育てる」という意識の共有と多様な取り組みを推進していきたいと思います。また、世界農業遺産の大崎耕土からは大地の恵みとして、「お米」をはじめとした多様で豊かな農産物が育まれています。さらに、高い技術力を誇るものづくり産業の集積地でもあり、鳴子温泉地域に代表される観光資源に恵まれた地域でもあります。こうした大崎市に根を張る産業を育てていくことは生活の基盤を成す上で欠かせない取り組みであります。
近年は、想定外という言葉が日常化するほどに自然災害の規模と頻度が急激に高まっており、被害の最小化に向けた取り組みを加速化して、生活をする上での安心を確保することは時代の要請となっています。また、一人の人として生まれてから天寿を全うするまで、誰もが安心して暮らせる環境整備も欠かせません。今後における取り組みを通じて、全世代における市民の皆さまの生きる安心を育てていきたいと思います。
大崎市が誕生して20年が経過し、大崎耕土は多くの皆さまの力によって耕され、豊かな大地「大崎豊土」となり、その中には個性豊かな光り輝く種がたくさん存在しています。そして、「大崎豊土」は外からの多様な種にとっても安心して芽を出すことのできる優しい大地でもあります。そうした全ての種が芽を出し、花を咲かせ、実となり、豊かさを実感できる大崎市として未来につなげるためにも、「心」開いて語り合い、「心」つなぐまちづくりを市民の皆さまと一緒に進めてまいります。
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更新日:2026年06月01日