市長コラム令和8年10月

更新日:2026年10月01日

大崎市長 中島 源陽

大崎市長 中島 源陽

「米節(こめぶし)」

「米という字を 分析すればよ~…」は、民謡の『米節』の入りの一節です。9月から10月にかけての稲刈り風景を見ると、私はこの歌を口ずさむことが多くなります。40年以上にわたって田植えをして、稲刈りをするという農業を継続してきた私にとっての愛唱歌なのです。

しかしながら、昨今はこの歌を晴れやかに歌うことが難しい社会情勢となっています。栽培環境の高温化、自然災害の頻発化・激甚化、先の見えない世界情勢による物価高、不安定なお米の価格、担い手不足など、お米を取り巻く環境は私が就農した四十数年前とは大きく違っています。

世界農業遺産の「大崎耕土」を豊かな農業・農村の大地として未来につなげていくためには、「お米」の存在はとても大きく、お米の作り手と食べ手にとって、お互いに安心できるつながりを作ることが不可欠な時代であると思います。

鳴子温泉地域の鬼首地区や中山平地区において取り組まれている「鳴子の米プロジェクト」は、今年で21年目の活動となりました。本活動は、作り手と食べ手の関係を大切にしてきた歴史があり、その交流と信頼の上に、予約販売の仕組みが継続されています。この「鳴子の米プロジェクト」の総合プロデューサーである 結城(ゆうき) 登美雄(とみお) 氏がよく話していた「生きることは食べること、食べることは生きること」との言葉の意味を、混沌(こんとん)とした時代だからこそ、

生産者も消費者も、流通の人も提供する人も、一人の人間としてみんなで考え続けていきたいものです。

「鳴子の米プロジェクト」から生まれたゆきむすびの他にも、ササニシキやひとめぼれ、『ささ結』の発祥の地として、大崎ではお米が大切にされてきました。そんな大崎のお米を真ん中にして、多くの作り手と多くの食べ手がつながる未来をみんなで育てていきましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

秘書広報課

〒989-6188
大崎市古川七日町1-1 市役所本庁舎4階

電話番号:0229-23-5023
ファクス:0229-23-4702

メールフォームによるお問い合わせ