「大崎耕土」アカトンボ見っけ隊 参加者募集

更新日:2023年04月01日

目的

世界農業遺産「大崎耕土」の約2万ヘクタールに及ぶ水田には、多様な生きものが育くまれており、その代表的な生きものに、童謡や季語にも出てくるアカトンボがいます。

アカトンボは、7月に水田で羽化した後、秋の産卵期に向けてオレンジ色から赤色に体の色が変わっていくアカネと呼ばれるトンボの仲間の総称です。アキアカネやナツアカネなど種類によって好む環境が違い、水田と山や屋敷林「居久根」など「大崎耕土」ならではの環境を季節により移動しながら生息しており、農業にとっては害虫を食べてくれる重要な役割も果たしています。

アカトンボは環境の変化に敏感なため、その生態や生息状況を把握することで「大崎耕土」の自然環境の保全やモニタリングにつなげていきます。

内容

今年度、「大崎耕土」でのアカトンボの生態を調べるために、みやぎ環境交付金事業を活用し、水田で羽化したアカトンボや屋敷林「居久根」にいるアカトンボなどにマーキングをし、マーキングされたアカトンボが別な場所で捕獲されることによって、アカトンボがどこに移動してくらしているのか探すイベント「大崎耕土」アカトンボ見っけ隊を行います。一般の参加者を募集していますので、興味がある方は是非参加して下さい。

田んぼで羽化するアキアカネ

田んぼで羽化したアキアカネ

居久根のナツアカネ

居久根のナツアカネ

マーキングしたマユタテアカネ

マーキングしたマユタテアカネ

参加方法

  1. 参加申込書に必要事項を記入し、事務局にファクス番号、E-mail、郵送により送付
  2. 事務局より通し番号を参加者に連絡
  3. アカトンボを捕虫網で捕まえ、種類などを調べ、やさしく筆でなぜるように翅に油性マジックで番号を記入し、放虫
  4. 調べた種類などを調査票に記入※わからない場合は不明と記入
  5. 調査票を事務局にファクス番号、E-mail、郵送により送付(締め切り:令和3年10月29日(金曜日))
  6. 事務局より調査結果及び参加賞を参加者に送付(令和4年1月末送付予定)

参加申込書等

注意事項

  1. 田んぼや民家近くでは、農家の方や住んでいる方に挨拶をして、アカトンボをさがしても良いか聞いてから捕まえましょう。田んぼの中に入ったり、畦(あぜ)を壊さないように注意しましょう。
  2. 道路の近くや水路など水辺の近くに行くときは一人では行かず、子どもは必ず大人と一緒にさがしましょう。
  3. 草原など足元が見えにくい場所では、ハチやヘビに注意しましょう。
  4. 夏は熱中症になりやすい季節です、水分補給をしながら、体調管理に気をつけましょう。
  5. アカトンボの種類が分からない場合は、体を横から見た写真、翅の写真、顔の正面の写真を撮ると後で調べることができます。わからない場合は不明と調査票にご記入ください。

この記事に関するお問い合わせ先

農政企画課 世界農業遺産未来戦略室

〒989-6188
大崎市古川七日町1-1 市役所本庁舎3階

電話番号:0229-23-2281
ファクス:0229-23-7578
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